「正義の話をしようか」(著:マイケル・サンデル)

少し前のベストセラー「正義の話をしようか」(著:マイケル・サンデル)を読んでいます。

軍需産業というワードを聞くことはあるかと思いますが、ミサイルとか銃とかそういう兵器を作っている会社かと思っていましたが、それだけではありませんでした。

なんとお給料を払って、従業員が兵士としての仕事をしているのです。過激な言い方をすればお金を貰って戦場で人殺しをするわけです。

アニメ「ブラックラグーン」のような世界が現実でも繰り広げられているのです。

こういった軍需産業が利益のために、戦争を起こすように国に働きかける世界は狂っているとしか思えません。

ちなみに、アメリカ軍に属さない彼らは、戦闘で死んでもアメリカの死傷者数には加えられ無いのです。

フランスにも外国人部隊というものがあり、全世界からお金で雇われた兵士が集ってきます。
彼らあくまで国に雇われているので、軍需産業の従業員とは違うのですが、己の国を守るという大義名分もなく、有事の際にはなんの利害も無い人と殺し殺されをするわけです。

頭がクラクラしてきますが、この本では凝り固まった思考をグラグラと揺さぶってくれる話が沢山出てきて、さすがベストセラーといった所です。お勧めです。


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