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C.R.Oウッチーがいく。〜香りとITでワクワクする世界を創造する〜

このたび、横浜の地でオリジナルフレグランスの研究開発をされている株式会社コードミーさんと横浜FCコラボマスクスプレー制作の企画が実現。

同社が持つ特許技術を活用して、横浜FC公式Twitterアカウントで発信された過去の投稿内容をAI解析して、唯一無二のクラブオリジナルフレグランスが誕生しました。

同じ「横浜」に拠点を構える横浜FCとコードミー。
新たな歴史を切り開いていく両者のコラボレーション企画の実現にあたり、
株式会社コードミーの代表取締役社長の太田賢司さんに商品に込められた想いなどを伺いました。

1. 株式会社コードミーについて ~香りの価値を世の中に広めたい~

内田)まず初めに株式会社コードミーという会社についてお聞かせいただければと思うのですが、設立のきっかけは何だったのでしょう?

太田)大学卒業後に日本最大手の高砂香料工業㈱という会社に入社しました。そこで香水やシャンプー、柔軟剤、ルームフレグランス、入浴剤、などの身の周りの香りがカギとなる製品のフレグランスの研究開発を10年間やってきました。
香りというものは人の記憶や感情に直結するパワフルなツールであると感じており、香りの価値を世の中に広めて、「香りでもっと暮らしに彩りを出せる」という点にチャレンジしていきたい想いで、2017年にこの会社を設立しました。
香りというものは昔からあるものですが、現在のテクノロジーを組み合わせることで、世の中にもっとワクワクを届けていこうというミッションを掲げております。

内田)なるほど、おもしろいですね。確かに香り一つで思い出や記憶に直結する部分はありますよね。
畳とか障子の匂いがすると実家を思い出して、小さい頃の記憶が蘇ってきたりします。
香りというものは一生モノの記憶に直結していくのかなという印象があります。
今回、香り×スポーツという取組みができると伺い、すごくおもしろそうだと感じています。

2.太田社長の横浜への想い


内田)株式会社コードミーは横浜に本社を構えられておりますが、太田社長の横浜への想いなどお聞かせいただけますか?

太田)私の出身は北海道なのですが、都会と自然が見事に融合して住みやすい街である横浜のことがもともと大好きでした。東京都内にも引けを劣らず、トレンドを抑えていながらも、海があって、自然も豊かな魅力的な街だと思っています。
さらに5年程前から横浜をイノベーションの街にしようという機運が高まってきていました。横浜市が大手企業とベンチャー企業が連携してイノベーションを起こしていく、アメリカのシリコンバレーのような街にしようと力を入れていました。
私たちもベンチャー企業なので、この機運に乗って横浜を拠点にする決断をしました。
私は常々「横浜に拠点を置く企業との取り組みがしたい」「横浜からイノベーションを起こしたい」思っていたので、今回このような機会をいただき、大変嬉しく思っています。

内田)ありがとうございます。今まではどのような企業と連携をされているのですか?

太田)音楽アーティストと連携して、アーティストとファンを香りで繋ぐという機会を提供させていただきました。ライブの曲をコンセプトにした香りでライブ会場空間を包んで、それを物販にして記憶を持ち帰ってもらう。
とても好評をいただきました。
この事例から、プロスポーツの世界でもクラブとサポーターを繋ぐということができたら、すごくおもしろいのではないか、というアイディアが頭に浮かびました。その矢先に横浜FCの営業担当の方から連絡をいただき、「横浜FCしかない!」と思いました。

※シンガーソングライター吉澤佳代子さんの2ndシングル「残ってる」をコンセプトにオ
リジナルアロマを制作

内田)おもしろいですね。選手も好きな香りのボディクリームなどを用いて、メンタルコントロールの部分で香りを取り入れている人が多いです。
僕自身も現役時代はキャンプなど長い期間宿泊するようなときは絶対にアロマキャンドルを持参していて、香りを変えてリラックスしていました。
あと、最近で言うと加齢臭かな。(笑)でもそれくらい日常と香りは繋がっていますよね。

太田)そっちですか(笑)

3.コラボスプレーに込められたコンセプトとメッセージ

内田)今回、横浜FCとのコラボスプレーを制作いただきましたが、この経緯などを改めて教えていただけますか。

太田)今までの企業向けの香りブランディングの実績を通して、エンタメの領域でのコラボレーションというものに手ごたえを感じていました。
その中で、自分もスポーツが好きなこともあり、香りというものはスポーツクラブとサポーターの新しい架け橋になりうるのではないかと思ったんです。
人の感情や記憶に訴えかける香りが、クラブとサポーターの一体感を高めて、絆を深めたり、感動の記憶を共有することができると思っています。

内田)なるほど。今までにない角度からのコラボレーションで非常に興味深いです。
今回、この商品を制作するにあたって、どういったコンセプト・想いが込められた商品なのかお聞かせいただけますか?

太田)よくあるチームフレグランスとか、○○選手監修のフレグランスだと、あまり新しくないというか、少し面白みに欠けるなと感じていました。私たちは自分たちだからできることをしたいなと思い、弊社で特許を取得している「テキスト情報に基づいた香り」で横浜FCとのコラボスプレーを制作いたしました。

内田)「テキスト情報に基づいた香り制作」とは、どのようなものになるのでしょうか?

太田)我々の一般向けの商品でパーソナライズアロマというものがあり、個人に最適化した香りを作ってお届けするというサービスをしているのですけど、その時にWEB上で香りの診断をします。
「今あなたが抱えているストレス課題はなんですか?」などの選択式です。そのサービスのオプションで、その人のTwitterアカウントと連携することができ、過去の投稿データをAIが解析し、「今のあなたの精神状態」などがグラフでビジュアル化されます。
その情報に基づいて、カスタマイズされた香りを調香するというのが、一般向けのサービスです。

内田)今回のコラボスプレーは、まさか横浜FC公式Twitterアカウントと連携して制作されたのですか!?

太田)その通りです。クラブとサポーターの絆を深め、より一体感を高めるというのであれば、クラブのこれまでの歴史とか未来へのビジョンみたいなものを、AI解析に基づいたデータで作るべきだと思いました。
そこで横浜FCの公式アカウントの発信している内容に解析をかけて、そのクラブの歴史とビジョンを香りで体現する。
それをクラブとサポーターで共有するっていう作り方にチャレンジしたいなと思ったんです。

内田)なるほど。潜在的な横浜FCの想いやビジョンなどが汲み取られて、香りとして表現されるのですね。
どんなに香りになるのか、全く想像がつかないですね。

太田)横浜FC公式Twitterアカウントの2023年3月17日時点での過去すべての投稿から抽出した約5万単語を弊社のエンジニアの方で分析をかけました。

横浜FC Twitterアカウントで抽出された5万単語を対象に分析

その中で、こちらがワードクラウドというもので、投稿で多用されているキーワードが大きく出てくるものとなります。
これは単純に投稿頻度の高いキーワードがビジュアル化されたようなイメージになります。

ワードクラウド。投稿回数の多いものほど大きく反映される。

AI分析を用いて、これらの投稿内容がどういう感情であるのかを分析したところ、すごく喜びに寄っている発信が多い特徴が見えてきました。

喜びの感情に起因する発信が多い傾向。

あとはこのビッグファイブというAI分析で、横浜FCというスポーツクラブのパーソナリティを診断しました。そうするとすごく特徴的なのが、開放性が高いということ。その他には協調性、誠実性という観点が際立っているという分析結果が出ました。

内田)開放性ですか。開かれたチーム、オープンマインドみたいなイメージですかね。

太田)そうですね。ファンの人たちに対して開放的であるとか、そういうニュアンスが含まれていると思います。
これらの分析を通して得られた結果から「横浜」「喜び」「開放」「誠実」「感謝」「情熱」というキーワードが導出されてきました。
このキーワードと紐づく素材を香料の中からピックアップして、オリジナルフレグランスを制作しました。

内田)おもしろいですね。シャインシトラスやローズなど、それぞれが結構特徴ある香りだと思うので、それがどう組み合わさって一つの形になるのか楽しみです。

太田)そうなんです。それぞれの個性がまさにサッカーチームのように一体となるのです。

内田)本当にそうですね!それでは実際に、横浜FCの香りを体験させていただいても宜しいでしょうか。

おお!!!!めっちゃいいですね!!!海とか空の爽やかさを前面に、HAMABLUEを完璧に 再現できているような感じがします。シトラスも香るし、すごく好きです。 これが横浜FCが脈々と歴史を紡いできた香りなんですね。(感慨深い、、)他クラブがどういった香りになるのかも興味深いですね。

太田)ありがとうございます。これでファンとクラブの一体感がより強まっていけばいいなと思います。

内田)このスプレーはどのように使うのがいいのでしょうか?

太田)主にはマスクスプレーという形で作っているので、観戦の道中やニッパツ三ツ沢球技場での観戦中に横浜FCの香りに包まれる用途を想定しています。また、ルームスプレーやファブリックスプレーとしても使えるので、観戦時に使用するタオルに吹きかけるのもいいかと思います。

4.今後の展望について

内田)最後になりますが、コードミーさんとしての今後の展望などがあれば教えてください。

太田)私たちが作る香りには、今回のコラボスプレーのようなストーリーやコンセプトを大切にしたブランディングフレグランスというものと、ソリューションフレグランスという方向性があります。
私たちは香りがもたらす効果を脳波からも分析をしており、企業などの作業スペースをリラックスできる空間にしたいなどのニーズに対して、課題解決のフレグランスを提供することができます。そのサービスがソリューションフレグランスとなります。
今後は、香りの力でプロスポーツ選手のコンディションを最大化するソリューションフレグランスのアプローチができればいいなと思います。例えばトレーニングに集中できるような環境を提供したり、ロッカールームでやる気をみなぎらせる、覚醒させるような香りで空間を演出したりなど、香りでチームのパフォーマンスに貢献できればと考えています

内田)香り一つでパフォーマンスに寄与するのはすごいですね。
今まで他のクラブも含めて未改革な領域なので、新しい取組みとして非常におもしろいと思います。
是非今後の連携も楽しみにしております。本日はありがとうございました!。

太田)ありがとうございました!

□商品情報

商品名:横浜FCマスクスプレー
販売価格:2,750円(税込み)
容量:10mL
成分:水、エタノール、非イオン系界面活性剤、香料
商品説明:
マスクやタオルなどに吹きかけるファブリックスプレー(布製品への香りづけを行うスプレー)として、またはルームスプレーとして使用するフレグランス商品です。サポーターにとっての観戦用フレグランススプレーとして、観戦中はもちろんのこと、試合前のスタジアムに向かう道中や、観戦後の帰路においてマスクやタオルなどに吹きかけることで、
スポーツ観戦の体験や感情をより豊かなものにします。家の中でルームスプレーとしても使用でき、香りを通じて試合の感動の記憶を呼び起こしたり、未来への期待感を高めます。
香りについて:
自然由来の天然香料のみで調香した、100%ピュアナチュラルな香りです。
横浜FCの公式ツイッターが発する過去の投稿内容をAI分析することで、創香コンセプトとなりうるクラブの歴史とビジョンに関わるキーワードを導出しました。そのコンセプトキーワードをもとに調香し、横浜FCのチームカラーを想起させる「ハマブルーの香り」が生まれました。マリンブルーの心地良い潮風に、光輝くシャインシトラスと華やかなローズ、スミレ、カーネーションが調和した香りです。
販売場所:
スタジアムグッズ売店、㈱コードミーECサイト(横浜FC公式ECサイトからもアクセス可)

ご購入はこちらから
https://codemeee.store/pages/hamablue-mask-spray

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