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【詩】 ガード下にいたキミへ
息を吸ったら肺を壊しそうな
あらゆる淀みを混ぜこぜにして
その場所の空気は造られていたのに
キミは長い時間、そんな中で過ごしていたね
見張られていた
それとも見張っていたのはキミの方?
![画像1](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/83098133/picture_pc_806a8014d073ebc94af48a237dab9ef3.jpeg)
逃げてたの
違う
キミが追いかけていた?
雨の降る日のその場所は
ますます息を殺したくなる
嗅ぐという行為もしたくない
充満してて、そんな匂いが
だからさ、だから
出てきなよ
もういいだろう?
キミは地上に出る刻が来たんだ
![画像2](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/83098992/picture_pc_ca99e7ca859141ddc61dc51f3c571779.jpeg)
行かないでくれ!
急にダッシュしないでくれよ!
光は一瞬だけ目を覆たくなるかもしれない、だからって!
だからって
怖いものじゃない
そのことをキミに知って欲しいから
ゆっくりと
目を慣らしながらで
キミに無理のないペースで
出てこないか
![画像3](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/83100594/picture_pc_9b0eabdb5f30b3eae7a07a7645694ff1.jpeg)
待ってるから
キミのこと
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