映画『バーニング 劇場版』レビュー 〜主役 ユ・アインの演技に魅了される148分 言葉にできない 心かき乱す余韻〜
役に憑依したユ・アインの魅力映画俳優という職業は、なんと魅力的な職業なのか。
わたしは、グザヴィエ・ドラン(兼映画監督)とジェームズ・ディーンの演技を観ていると、毎回そう感じる。
彼らは、役者であるという事を忘れてしまうほどに役に同化してしまう。
それはまるで、究極のあて書きのようでもあり、もともとあった作品の中の主人公をのっとったかのようでもある。
結果、作品のなかで自由に羽ばたくリアリティを超えた彼らの魅力は、わたしを映画の世界に引き込んでやまない。だから、毎回スク