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映画を通して考える、恋愛、人生、人、そして社会

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1,000本以上の映画レビューを書き綴っている、Filmarksレビューの中から、おすすめの映画をnote用にまとめたマガジンです。
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#おすすめ映画

妻、嫁、母親という肩書がなくなる日 〜ジェンダーギャップと女性の生きづらさを描く…

なぜ、政治家のジェンダー差別発言が炎上するのか たびたび、政治家によるジェンダー差別を匂…

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涙のスピードと喪失感 〜映画『永い言い訳』が教えてくれる呼吸のしかた

涙には速度がある。 涙のスピードはその時々の感情の深さによって、早くもなり遅くもなる。 …

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サクラ吹雪が舞うまでに 〜映画『四月物語』に思う桜の季節のトキメキと憂鬱〜

いつからだろう。 サクラの花が、こんなに愛おしいと思うようになったのは。 寒い冬を越えて…

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映画『スリービルボード』レビュー 〜それでも、行き場の無いやるせなさの出口は何処…

<あらすじ> 米国ミズーリ州の片田舎の町を舞台に、娘を殺された主婦が、犯人を逮捕できない…

映画『わたしは、ダニエル・ブレイク』レビュー 〜気高く誇り高き、守られるべき尊厳…

『国』という括り(くくり)の中でしか生きられない私たち 2016年11月、英国下院議会の首相質…

映画『デトロイト』レビュー 〜なぜ、日本のお笑い芸人のブラックフェイス騒動がNGだ…

※本ブログ記事は、映画『劇場』のレビューです。ネタバレに注意して書きましたが、映画鑑賞前…

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映画『ロマンス』レビュー 〜大島優子さんと大倉孝二さんのベストマッチ!肩の力が抜けていくぬるさが最高のロマンス〜

・・・・・・・・・・・・・・・ 『オンナゴコロ』は『女』が描くのに限る今回は、"ラブストーリーを観たい!”という方に、ぜひおすすめしたい邦画の一本をご紹介したいと思います。 今回はタナダユキ監督の『ロマンス』です。 最近、日本の女性映画監督の活躍がめざましいと感じます。(そう感じるのは一部の映画ファンだけかもしれませんが)やはり、『オンナゴコロ』は『女』が描くのに限る、と私は思います。 今回紹介する本作、『ロマンス』は日本人女性映画監督の中でも、特に映画ファンをうなら

なんども許され、なんども愛される女たち 〜"きみの鳥はうたえる”『佐知子』と、"寝…

・・・・・・・・・・・・・・・ 異なる二人のヒロインの魔力昨今、映画館ではキラキラのJK映…

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映画『岬の兄妹』レビュー 〜主演女優 和田光沙さんに最大級のリスペクト〜

・・・・・・・・・・・・・・・ 価値観を変える映画映画を見終わって映画館を出た瞬間に、目…

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ドラマ『本気のしるし』レビュー 浮世離れした彼女は聖女か悪女か 〜

・・・・・・・・・・・・・・・ 男を見る目、女を見る目よく、『男を見る目があるとか無いと…

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戦争を考える時に、かならず見ておきたい戦争映画25本

2012年から始めた映画レビューアプリ『Filmarks(フィルマークス)』。地道に映画鑑賞記録とし…

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映画『メランコリック』レビュー 〜絶妙なアンバランス 上質なシナリオと演出に引き…

※本ブログ記事は、映画『劇場』のレビューです。ネタバレに注意して書きましたが、映画鑑賞前…

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映画 『劇場』レビュー 〜恋人達を試すのは、いつも"生活”という現実〜

※本ブログ記事は、映画『劇場』のレビューです。ネタバレに注意して書きましたが、映画鑑賞前…

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映画『バーニング 劇場版』レビュー 〜主役 ユ・アインの演技に魅了される148分 言葉にできない 心かき乱す余韻〜

役に憑依したユ・アインの魅力映画俳優という職業は、なんと魅力的な職業なのか。 わたしは、グザヴィエ・ドラン(兼映画監督)とジェームズ・ディーンの演技を観ていると、毎回そう感じる。 彼らは、役者であるという事を忘れてしまうほどに役に同化してしまう。 それはまるで、究極のあて書きのようでもあり、もともとあった作品の中の主人公をのっとったかのようでもある。 結果、作品のなかで自由に羽ばたくリアリティを超えた彼らの魅力は、わたしを映画の世界に引き込んでやまない。だから、毎回スク