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悪いのは雨ではなく、服の方なのだ

悪い天候というものはない、ただ悪い服装があるだけーーという言い回しがありますが、それを地でいくのが雨の日のデンマーク人たち。

最初、デンマークに来た時には、このどしゃぶりの中、自転車を漕いでいる人たちが理解不能でした。自分も自転車を使うようになってわかったのは、まず、市内の移動は断然に自転車が便利であること。それから、冬は雨がよく降る季節で、しかもずっと降っているというよりは、一時的に降ってまた晴れて…となるので、「一日中晴れ」という日を待っていたら、自転車通勤ができなくなってしまう、ということ。

だから、多少の雨でも、けっこうな人が自転車通勤しているわけです。そして、いったん多少の雨に慣れてしまうと、なんならどしゃぶりでもOK、となっていく。

私は最近まで、雨の日は地下鉄を使っていたんですが、やっぱり自転車が便利だよなあと思って、雨の日用の洋服とアイテムを買うことにしました。これが、コペンハーゲンの天候にちょうど合うもので、多少の雨は全く問題なく自転車で過ごせるように。そうか、雨の日は雨の日用のものを身につければ良かったんだ、と改めて気づいたのです。

今日は朝からかなりの雨だったんですが、仕事場まで自転車に乗ってきました。昔の自分だったら、この雨の中で自転車に乗るってどういうこと、と仰天するレベルの雨量。

で、私がどんな服を着ていたかというと。

最近買ったRAINSのダウンジャケット

こちらがレインジャケット。デンマーク発のレインウェアメーカー・RAINSのダウンジャケットです。相当な雨でもびくともしませんでした。

ジッパーで、下の部分が開けられるようになるのがポイントです。そうでないと、自転車を漕ぐ時にひざがダウンジャケットにひっかかって動きづらいので。

で、これだけでもかなりの部分をカバーしてくれますが、相当な雨が降っている時にはレインパンツもはきます。こちらは通年用の薄いもので十分。

緑です、見えないですけど

これに、さらに長靴を履きます。数年前に買ったDubarryの長靴、気に入っています。

Dubarryの長靴

そして最後に、こちらがRAINSのウォータープルーフバッグ。今までは、雨の日にバッグが濡れるのが悩みの種だったんですけど、最初からウォータープルーフのバッグにしとけば良かったんだな…と威力を感じております。

到着直後のバッグの様子

あとは、手袋をして、ダウンジャケットのフードをすっぽりかぶり、エアバッグ式のHövding というヘルメットを最後に首に巻いて完了。ヘルメットはこちらですね。

さすがにフードでカバーできない顔の正面部分だけは濡れましたが、それ以外は濡れずに済みました。だから、けっこうな人が雨でも自転車漕いでるのね、と納得。

それもこれも、コペンハーゲンでは自転車があまりにも便利だからなんですけどね。自転車インフラについてはこちらの記事でも紹介しています。


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