見出し画像

スペイン語とのおつきあい④     楽しみながら自分のペースで

翻訳という作業は自分に合っていると思うけど、喋りのスキルが落ちていくのが気になっていました。そこで数年前にスカイプでスペイン語のレッスンを開始。それがきっかけでスペイン語のボランティアガイドをするようになり、モチベーションが爆上がりして2年前に全国通訳案内士の資格を取得。今の状況下では残念ながらガイドはできないので、定期的にレッスンを受けつつ、ドラマを観たり本を読んだり、ゆるゆるとスペイン語とおつきあいしています。

今はネットのおかげでスペイン語の学習材料に事欠かず、本当にありがたい世の中になったものです。Kindleだったらスペイン語の本もお手頃価格で簡単に入手できるし、もはやNetflixは必需品。最近のマイブームは台詞の一人読み合わせ。LLNを使ってスペイン語ドラマの台詞をエクスポートし、Evernoteに保存。一人で全役こなしながら台詞を読みます。学生時代は演劇部だったので(当時は第三舞台や夢の遊眠社など小劇場ブームでした)、台本読むのは大好き。あとEvernoteに入れていて便利なのは、スマホやタブレットでいつでも見られるというのはもちろん、串刺し検索できる点。たとえば、メキシコものによく出てくるpendejoという単語を検索してみます。辞書で調べるとかなりひどい言葉のように思えるのですが、

-¡Ya voy a ser papá, pendejos! 父親になるぞ
- ¡Bravo! - ¡Papá, papá! ‎マジで? ‎やったな
(「母と母と娘(Madre sólo hay dos)」エピソード1より)

¿Estás loco? Son las dos de la mañana, pendejo. ‎何 考えてんの? ‎夜中の2時だよ
(「母と母と娘(Madre sólo hay dos)」エピソード3より)

Eres un pendejo. ‎サイテーね
(「母と母と娘(Madre sólo hay dos)」エピソード7より)

どうやら仲間内ではわりと軽いノリで使う言葉のようです。こんな感じで、辞書だけでは分からない言葉のニュアンスをつかむのに便利。ちなみにこの「母と母と娘」、とにかく赤ちゃんが超かわいくてほんとに癒やされます。テレノベラにありがちなドロドロ愛憎劇やバイオレンスもの、テンション高めのコメディなんかが苦手な方(私です)にお勧めです。

*最近はなかなか気軽に遠出できないけど、寺社めぐりや街歩きが大好き。上の写真は西宮市大谷記念美術館の庭にあった岡本太郎さんの作品。お庭がすてきな美術館です。毎年夏に開催される「イタリア・ボローニャ国際絵本原画展」もお勧め(去年はコロナで中止になったけど今年は開催される模様)。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?