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躁鬱超人へのまわり道 はじめる 灯台みっけた

特に大きな声でカミングアウトはしてこなかったけれど、躁体験と鬱体験がある。精神病院入院の経験もある。友人が鬱だとか不眠症だとかお薬いっぱい服んで胃を洗浄しただとか聞くと、それとなく自分の経験談をしてきた。「私も辛かったけど今は平気だよ。だから大丈夫だよ」ということを伝えたかったのだと思う。なぜなら、渦中の私にはそんな風に伝えてくれるひとが居なかったからとてつもなく心細かったのだ。
ただ心強いのは、四半世紀ほど時を経て、私にも灯台の光が照らされたのだ。2020年5月、世界中でコロナコロナ(567567)と大騒ぎしている最中に。

その灯台の名前は、躁鬱大学。
学長は坂口恭平氏。

(リンク貼りたいのにできない汗)

坂口恭平サンを知ったのは、1年と少し前。twitterでフォローさせてもらっている土井善晴さんが、ヘンテコなRTをした時。髪の毛を全部剃っちゃうだったか切っちゃうだったか、そんな内容。「土井センセ、変な人ともお知り合いなんだな〜」と笑いながら軽い気持ちでフォローした。どのタイミングか憶えてないが通知設定をし、くまなくチェックを試みるが、あまりの多さに解除したこともある笑 再設定時々解除を繰り返し、近頃はスルーしてまとめ読みするのも上手になってきた。

自分のことは次回から書くとして、坂口恭平サンは躁鬱病と診断されたようで、長いこと躁と鬱を行き来し、昨秋に鬱が明け、ここ250日以上、鬱は始まらない模様。
躁鬱研究家ではないが無責任なことを言うと、もう死にたくなるような鬱状態にはならないのではないかと予想している。躁鬱大学は言わば免許皆伝であるし、やり尽くしたのではないかと思うし、もう飽きてもいいんじゃないかと思う。万能感を味わうために躁状態になるために、ひどい鬱になる必要は必ずしもないと思うのだ。それに、その方が灯台の光は途切れることなく更に強力になるのだから照らされる範囲も拡がり助かる民も増えるという希望的観測もある。一体誰が言い始めたのか「鬱とは一生仲良く」というの、アレは嘘で洗脳なのだ。お薬と仲良くさせたい輩がゴマンと居るのである。

1年と少し、自身の躁鬱状態のコトを懐かしい気持ちで思い出していたけれど、どうやらついに、思いっ切り思い出し、書き記す時が来たんだなぁ。Time has come か。タカタンタンターーン、オーケストレーションが脳内再生された。

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