人が怖いからこそ、人が好き

実は人と関わるのが怖いです。

自分一人で行動することはなんでもできる。ひとり旅もお手のもの。でも誰かひとりでも他者が関わってくると、一気に自信を喪失します。


例えば先週のできごと。スタバに行ったわたしは、オーダーの列に並びながら配られたメニューを見ていました。わたしのすぐ後ろに親子ふたりが並び、「スタッフさんがメニューを配ってくれると思うよ」という声が聞こえてきました。

わたしはもう注文するものを決めていたので、このメニューを後ろの親子に渡してあげたい、と思ったところで、人と関わる怖さが発動します。

なんて声かけるの? もし拒否されたらどうしよう? メニューを渡して、むしろ迷惑だったらどうしよう……

こういうふうに考える人って、わたし以外にもいるのでしょうか。とにかく頭の中でぐるぐると悩んで、結局「うん、何もしないのが無難である」という結論に達するのです。

だけどその日はなぜか勇気を出してうしろを振り返ってみました。「メニュー見ますか?」

たぶんすごく不安そうな顔だったと思うのですが、「いいんですか?」と喜んでくれた彼女の声色が、涙が出そうになるくらいうれしかった。怖いけど、人ってほんとうにいいなあ、好きだなあ、と思えた瞬間でした。


こうやって言語化してみると、怖いという理由で人と関われる機会をたくさん逃してきたのだろうなあと気づきます。

でもだからこそ、勇気をだして関わったときに相手が喜んでくれたら、そのうれしさは尋常じゃないほどで。人と関わるのが怖いからこそ、人からもらえる喜びも大きい。

だからこそ、絶対数は多くなくても、目の前の人と勇気を出して関わっていけたらいい。数は少なくても、心の底からよろこびを感じられる自分が、ちょっとだけいいなあと思えるようになってきました。

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