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たのしくおでかけできますように その2

この冒頭の写真、めちゃくちゃかわいいくないですか?
 
 チャーム?キーホルダー?

 商品名はCandy Cap と申します。以前在籍していた公的支援機関時代からお付き合いさせて頂いている女性起業家のSKIP&CLAP奥山さんの商品です。
 最初、かわいいけど何をする商品なのか、実はさっぱり理解できませんでした。奥山さんごめんなさい。m(__)m


 けれど、お付き合いを深めるうちに、この商品の果たす役割はとてつもなく大きいことに気付きました。
 
 この商品には、「医療的ケア児とともに快適でお気に入りの暮らしをあきらめない」SKIP&CLAP 奥山さんのアイディアとオシャレ心が詰まっています。
 奥山さんの息子TEPPI君は、気管切開をされていて、自力で痰や鼻水を出せない「医療的ケア児」。吸引器を使用した吸引作業は一日100回を超えるそうです。


 吸引作業後、吸引器本体から出ているチューブには、実は吸引作業の時
に吸い込んだ、廃液(要するに鼻水とか痰を含んだ水)がどうしても残ってしまうそうです。
 それ、結構イヤなものですが、医療機関でもあまり問題にされず、メーカーも吸引器本体にチューブ収納スポットを付けているので問題ないでしょうというスタンスらしい。
 
 吸引器を使用しているユーザーは、高齢者や呼吸器に障害を持った方、そして奥山さんのお子様のような気管切開や、呼吸器の弱い医療的ケア児。
 吸引を介助する、ケアスタッフさんや看護婦さんママたちは、廃液が垂れるの「嫌だな」と思いながらも、特にできる対策はなく、せいぜい、洗濯ハサミで止めるぐらい…だったそうです。


 在宅で、医療的ケア児のケアを担っていても、お気に入りの暮らしをあきらめない、のが奥山さん!
 チューブの先を可愛く、オシャレに、でも機能性も考えて作られたのが、このCandyCapなんです。こちら、奥山さんが撮影された車での吸引のやり方を紹介する動画 開始41秒でCandyCap登場します。
  
https://skipclap.com/?mode=f49
(よく見てくださいね)

 支援学校への送り向かいの際の吸引作業。さすがに運転中はデキマセンが、赤信号の時にササっとなさっているそうです。
 奥山さんが使っていらっしゃるバッグにも注目していただければ、と思います。 
 どの道具もすぐ取り出せて簡単収納できるように考え抜かれています。
 実は奥山さんの起業スタートは、この吸引器を収納する専門のバッグを創ること。
 吸引作業には、カテーテルから精製水、アルコール綿、消毒スプレー、小さなゴミ箱などなど、本体以外に沢山の消耗品が必要です。
 
 それらが、揃わないと吸引作業できない。
 こちらのバッグは、
 全てがキチンと取り出しやすい配置でバッグの中に格納されており、とっさの吸引作業で戸惑うことがありません。

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https://skipclap.com/?pid=154159316


 こちらのバッグ、特許も取得されています。
 そしてなんと昨年度は
 
 京都府女性起業家知事大賞を受賞されています。


 そんな完璧なバッグを開発した奥山さんを、最後まで悩ましたのが吸引器ホース問題。かばんの中で絡まったり、廃液が垂れていたり。
 CandyCapがあるから、チューブは、廃液を垂らすことなく、絡まることもなく、次の吸引タイムで、さっとチューブを取り出せる!
 メチャクチャ便利でかわいいグッズ。
 実はこの度10月31日をもってフルモデルチェンジのため販売終了となりました。そしてなんとskip&clapのカート、オープン17分で完売となりました。現行モデルはこれで最後になりますが、フルモデルチェンジに向けて試作品のモニター募集が始まります。


 CandyCapは消耗品です。
 現行モデルを購入できなかった方
 購入できた方も、
 よりよいCandyCap(フルモデルチェン後はネーミングも変わっているかもしれませんが)創りにご協力いただけますようお願いします。


 フルモデルチェンジに向けたモニター応募につきましては、改めてご案内差し上げます。
 
 こちらのケアリーバッグ、最近はこのバッグを使いたいからという理由で吸引器を選ばれるママも増えています。
 もし、まだお使いでなければ、吸引器専門バッグのある生活もご検討ください。吸引器を初め重い沢山の荷物を持つときも、心がちょっとほっこりなごむ瞬間を感じられるかもしれません。医療的ケア児を抱えていると、ママでいる幸せだけではなく、時に空を見上げたくなる思いに襲われる瞬間もあるかもしれませんが、思いの詰まった、グッズが手元にあればもう一度笑顔に戻れます。
https://skipclap.com/?mode=f41

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とんな状況でも、ママへの応援が形になったものを手元に置く、それがあればより一層こどもちゃんが愛おしくなりますね。
 あたらしいプロジェクトについてはまたご報告させていただきますね。


 

京都で「知的資産とビジネスモデルの専門家」として、活動しています。現在は内閣府の経営デザインシートの普及に勤めています。