書評 ハートドリブン
おはようございます。
未来をひらく朝読書。
11月1日、1が3つも続くよい日に読んだのはこちら。
ハートドリブン
「目に見えないものを大切にする力」
著 アカツキ創業者 塩田元基
版 幻冬舎
帯に、「合理的に正解をだせる時代は終わった」とあります。
そうなんですよ☆彡
まさに感情価値にフォーカスする時代。
「すごい無意識」の著者梯谷幸司氏のいう、感性価値という時代認識にフォーカスして書かれたかのような一冊。
著者は今年37歳になる、上場企業の創業者、塩田元基氏。
起業されたのが2010年。
東証マザーズ上場が2016年、東証一部上場が2017年と、旧世代の経営者からすれば驚異的な急成長を遂げている大会社のCEO。
この書籍で語られているのは、創業からのこの企業の成長プロセスで全くなく、ご自身の内側、感情の変化と魂の進化の記録。
このように紹介すると、スピリチュアルかΣ(゚Д゚)と思われそうですが、決してそうではなく、著者自身がぶつかった現実的な困難に対し、常に自分の内側に目をむけ、内側を整えることで、乗り越えてきた、感情との付き合い方。
チームメンバーとの付き合い方、特に共同創業者「哲郎氏」との関係の深化をが丁寧に書き綴られています。
本日、私がかか掲げたこの本を読む目的は、自分がリーダーを務めている組織がアカツキのように、感情価値となぜそれをするのかという意義で結ばれたチームにへと成長するために私自身がすべきことは何か。
著者から頂いたメッセージは、こちら。
内側からスタートし、魂が込めらたものでないとダメだ。
突き抜けた、尖がったものに人が集まってくる時代だ。
中途半端なものには人が集まらない。
自分たちの”らしさ”を全開にする。
もう全くその通りです。
私の感想
この時代、インセンティブで人は動かない。
動くと思っていることこそ、ナンセンス。
ドリブンとは原動力。本書タイトルは直訳すれば「心の原動力」。
まさにリーダーはその原動力が発揮しやすくなる、
「雰囲気」をしっかり持つこと。
自分自身の内側をアップデートし続けることが、仕事力につながる雰囲気をあげることができる。
無意識に生きる、無意識にふるまう、それは感情に気付かず過ごすことに通じる。
常に自分の感情に気付き、ジャッジではなくあることを認める。
ただそれだけで、真ん中にいられる。確かに。
ここでいう真ん中とは、先日紹介した田坂広̪̪̪志がいうゼロポイントフィールドに近づく、もしくはつながるということなのでしょう。
経営デザインシートも、合理的に正解が出せる時代は終わった、とい時代認識を前提に創られています。
これからを考えるとき、一旦リセットという提言の意図もこういった時代認識とともに導き出されたのだと思います。
11月21日まで水星逆行。
通信障害や連絡ミスが多くなる時期と言われています。
同時に、過去を振り返り、その意味をリフレーミングし直すのに最適な時期とも言われています。
ご自身が生み出してこられた、価値を再定義するにはぴったりの時期です。
有意義にお過ごしください。
京都で「知的資産とビジネスモデルの専門家」として、活動しています。現在は内閣府の経営デザインシートの普及に勤めています。