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アルコール依存症の家族
最近、元芸能人が酒気帯び運転で逮捕されたということがありました。そのニュースを見て、祖父を思い出したので書きたくなりました。
今日もやっぱりオチはなく、思い出バナシです。
私が生まれる前から、同居している祖父はアルコール依存症でした。小さいときはその言葉も概念も知らないのでただ(おじいちゃんはなんか暗いしたまに怖いしたまに虫くれる。お母さんはいつも大変そう)と、ざっくりとした感じでした。
実家は農家で広い庭と家があり四季の行事を重んじ、近所の小学校が農業の社会科見学に来るような家でした。
幼い頃、いいね幸せだねみたいなことを言われることがあり(そうか私は恵まれているのか)と思っていましたが、今振り返るとそうでないところもあったのかなと思えるようになりました。
久しぶりに母と電話で昔話をして確認。あなたも大人になったのね~とか言われた。もうアラフォーですよ、お母さん。
全然調べてないのに勝手に自分の見解書きますが、「孫目線」のアルコール依存症というのは、
・本人が自覚も認めもしない
・なのでなかなか病院も行かない
・たまに暴言吐くし、いじわるしてくる
・家が暗い、超暗い(これは言葉で表現できない感じ)
・断酒したとしても一滴飲めば終わりらしい
・周囲から本気にされずただの酒好きと思われる
・周囲の理解はないに等しい
・家の中なのに24時間子どもの安全のために必死な母
・精神疾患。根性とか家族の協力で治るとかない
・同居している家族ですら認めたがらない(実の息子とか)
・認知症始まるのが早い
・家族も知らずに病む(自覚なし)
などなど、あくまで個人的な見方です。私自身がかかったわけでもないので、症状についてはよくわからないですし、実際に病院で医師から説明を受けたのは母なので専門的なこともよく知りません。(調べる気にもならない)
祖父が飲み溺れるようになったきっかけは「祖母を若くして亡くしたから」と聞いています。ただ、それに同情する気もあまりないです。
誰にも理解されず子どものために必死に暮らしていた母をずっと見てきたので、もう仕方がないです。こういうことを言うと「ごめんね、そんなつもりなかったけど嫌な思いさせてたかな。」と母は言いますが、いいのです!
嫌なことは嫌と主張していいときはありますし、それは私が決めます。
祖父はそれでも末っ子の私には優しい時ももちろんあって、タマムシを捕まえると「キレイだろー」とくれたり、農業で歪みまくった手の形を自慢げに見せてきたりしました。(喜び方がわからない幼い私)
よく覚えているエピソードは、雪の日に幼稚園に送ってやると軽トラに乗せられて、進入禁止の坂道をめちゃめちゃスリップしながら送ってもらったこと。(死ぬのこれ、超すべってるけど)腹の中で思う5歳の私。あのときも飲んでたのかな、、、笑。
祖父に情はないつもりでしたが、泣きながら書いてしまいました笑。家族とは不思議なものです。認知症末期のときには、母の言うことしか聞かなくなったそうで「ずっと一人でお世話してきたのですね。」と医師に言われたとか。
元芸能人酒気帯び運転のニュースを見て母に電話したら「あれはマジモンだね。」と2人とも超不謹慎。そこから私の中の記憶が正しいのか、答え合わせをしてもらいました。(幼い頃の記憶って深すぎて、比べるものもないから正しいのかわからなくなります。)「地獄の中にいたから今は何でも楽しいよー」と笑っている母は、たぶん強いです。
あと、現在は昔では考えられないくらい両親が仲良く元気で嬉しいです。祖父の亡き後さまざまなことがあり、ようやく共に乗り越えてきたからでしょうか。夫婦のことはよくわかりません。
読んでいただき読んでいただきありがとうございました。
秋も深まってきて今年は紅葉でも見に行きたいです。食欲の秋も!
では、また。
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