場外乱闘の様子の投稿を自制していると書いた理由

以前に自分の投稿のマイルールとして場外乱闘の様子を投稿するのは思うところあって自制していると書いたんですが、ここで少しきっかけを書いてみようかと思います。

少し前にInstagramでマイルールを破って場外乱闘の様子を投稿しまして。試合後の様子だし、レスラーはあまり映ってないんですが、イスが飛んでるので十分様子は伝わると思います。

そこで書いたのが鉄柵のある会場に危うさを感じたということで。単刀直入に言うと男子のメジャー団体の会場ですね。これは全日本プロレスの後楽園大会の様子なんですけど(他も似たような感じだと思います)、普段は鉄柵があるから多少の場外乱闘や空中技が繰り広げられたとしても迫力を感じることができて、といった感じだと思うんです。問題なのはレスラーが鉄柵を越えて乱闘を繰り広げた時で。鉄柵があるとないよりはリスクが回避される分、乱闘が激化してレスラーが鉄柵から出てきてしまった時の反応が薄いなぁ、危険を感じて逃げないんだなと。場外乱闘が危険であること、離席を促すアナウンスがあったり、セコンドが乱闘しているレスラーについて動き回っているのに、と思ってしまったんですよね。そこでたとえ場外乱闘のおきているところから遠くの席にいたとしても撮って投稿するのは何となくイヤだなと思って後楽園のオレンジ席などたまに遠くから撮ることはあっても投稿するのは今回のように意味を持たせたい時だけにするようになりました。何だか逃げないといけないはずの場外乱闘を投稿してしまうと何やってんの?と思われたり、逃げないという行為を促進してしまう気がして。

私は鉄柵を設置しない団体の興行や狭い会場に行くことも多くて、そういったところだと常に危険なのでセコンドにかかる責任が大きくてかなりの頻度で席を立つように促されるから過敏になってしまったのかもしれないです。メジャー団体は昔に比べると練習生やデビューしたばかりの選手も少なくて、セコンドの人数も足りないという事情もあるようにも感じるので、こういうことを言うのはすまないなという気持ちも少しはあります。

とはいえ危険なものは危険、危険さに団体の規模は関係ないと思うものの、メジャー団体は大きいレスラーが場外に出てくることも多くてむしろ逃げないと危険だと思っているので、とにかく場外乱闘がおきたら逃げてと声を大にして言いたいです。例え自分が見慣れてるから平気だったとしても、本当は怖くて逃げたいお客さんが逃げられるようにするためにも。

これはつい最近の話ですが、2024年11月30日にあった全日本プロレスのエディオンアリーナ大阪大会で私は5列目の席に座ってたんですけど、場外乱闘の多いサイラス選手とハートリージャクソン選手は鉄柵を越えてそこまで来てしまって。私はたまたま通路の横だったのですぐ席を立って少し後ろにいって身を屈めてましたが、人が沢山並んで座っているとそれなりの人数の人が席を離れない限りは通路の隣でないと席を離れるのは難しかったなと感じました(セコンドの方は今回のシリーズに向けてかなり対策して席を離れるように促してくれたと思います)。本当は怖くて逃げたいというお客さんは周囲が逃げないと身がすくんで席を立てないと思います。

今はいろんな観戦マナーについて注意喚起があってその辺でイヤなことがあったとしてもそれは100歩譲ってハズレの席だったな、ついてなかったなと思うようにしてますが、観客がケガをするなんてことがあったら今の時代は即興行中止なんてことにもなりかねないですから(安全第一の業種で仕事をしてるのでその辺は敏感です)、Instagramよりアクセス数の多いこちらにも投稿してみました。ここでチラッと話題に出しておいてInstagramにしか書かないのもひよってる感じがしますし。

2024.12.2追記
思いつくまま書いてしまってうまく見出しを入れられなかったので最後にまとめを。

・場外乱闘の危険さに興行の規模は関係ないので鉄柵があっても危機意識が必要

・鉄柵のある会場で場外乱闘があっても誰も席を離れないように見えるけど本当は逃げたいお客さんはいるはず

まわりくどいことを書いたけど、実はこれだけ書ければよかったんです。聞き苦しい内容の文を最後まで読んで頂いた方、ありがとうございます。