その話嘘(デマ)です!(その1)

新型コロナウイルス感染症に関するデマについて、実際に調べてみました。

画像1

まず、ワクチン接種後の救急車の出動件数について

救急車の出動件数があがっているというデマがツイートされています。

救急車の音を聞くことはここ最近私の住所地では無く、多い時でも2台程度で、頻繁に出動しているようなことをうかがわせる様相はありません。

消防局のほうへ実際に問い合わせてみました。

現役の救命士の方に出動内容を聞いてみると、現在の出動内容としては、コロナ感染拡大の影響で基礎疾患があるにもかかわらず、受診を控えていたためにおこった症状憎悪によるものや、事故による救命、感染者は減少しつつあるものの、感染症指定医療機関への感染者の搬送が主だそうです。

感染拡大し始めた頃に比べると、今は微動でほとんど出動する機会は減ったとのことでした。

画像2

次に大規模接種会場でのデマについて調べてみました。

私の住所地は県庁とテレビ局、市民会館などに大規模接種会場が設置されています。

モデルナ製とファイザー製のワクチン接種が可能です。

県庁に仕事上で行く機会が多く、接種会場の担当職員さんとお話しする機会も結構あるので、実際に見聞きしたことをお伝えしたいと思います。

まず、大規模接種会場近くに救急車の待機はありません。

県庁の敷地内の一部で献血会場などが設けてある時はありますが、それ以外は来庁者待ちのタクシーであったり、送り迎えの自家用車がいるときが多いです。

接種会場で泡をふいて倒れたり、痙攣発作がおこるといったツイートもみましたが、大規模接種会場設立時からそのようなことはまったく無いと職員の方は断言されました。

ワクチン接種会場担当の職員さんにもしものトラブルがおこった場合についてもお伺いしました。

「連絡網が出来ており、すぐ近くの消防局より即座に駆け付けることができるようシステム構築しております。」との返答でした。

画像3

ワクチン接種時の会場内のシステムについてお伺いしました。

①予約時の氏名、接種券持参の有無の確認

(紛失した場合の再発行の手続きも含む)

②予診票の記載がされているかの確認

③接種前の問診

(予診票が記載されていない場合は記載してもらう時間も含む)

④接種会場への案内

となっているそうです。

接種時に何かトラブルがあっているか?についてもお伺いしましたが、今のところアナフィラキシーショックをおこしたというような事例も無く、血管迷走反射神経か尖端恐怖症により、具合が悪くなった方の対応だけだということを会場の職員の方より直にお聞きしました。

こちらの住所地の県庁の大規模接種会場では、通常は15分の待機ですが、基礎疾患などでアナフィラキシーショックをおこすとがありうる病気をお持ちの方に関しては20分の待機時間を設定し、看護師が何かあったときにすぐ対応できるよう近くにいるようにしているそうです。

ですので、今のところは何もトラブルもなく、スムーズに業務がおこなえているという答えをいただきました。

医療従事者の方には本当に感謝しかありません。

画像5

これが、私が実際に見て聞いて調べた事実です。

一番良くツイートされていることについて今回は記事にしてみました。

何か疑問に思ったときは実際に自分で見て聞いて確認することが一番です。

次回は医療機関でのツイートのデマについて記事にしたいと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?