医療、教育・研究業界にこそ健康経営を

 今日は雨。少しの蒸し暑さに梅雨の気配を感じるsumidaです。
 私の大嫌いな蒸し暑いベタベタな季節はそこまでやってきています。嫌なことは長く感じ、いいことは短く感じるので、私の中では「蒸し暑い季節がほぼ1年中、快適な季節は数日」の感覚です。
 因みにこれは、昨日、EMCAの講習で学んだのですが、「過度の一般化」という認知の癖だそうです。


1.健康経営を学び始めた動機

 さて、先週は「健康経営アドバイザー」の勉強をしていました。
受講を申し込むとテキストが送られてきて、動画を視聴しながら学ぶのですが、EAPコンサルティングコースを受講している時にEAP導入の営業プレゼンの課題があり、その時に健康経営のことを調べていたので、復習しながら楽しんで学べました。
 そもそも、EAP導入プレゼンで健康経営を学んだのには、実体験が大きく影響しています。
 私は医療、教育・研究で業界で働いてきました。ずっと看護界にいたので、「健康」というのは価値提供として当然目指すべき至上命題でした。
 しかし、そこで働いている人は…?
 いろんなところで我慢を強いられ、ストレスをため込み、いつも眠気と倦怠感があり、運動習慣はなくなり、食生活も乱れ、愚痴っぽくなる。自分に自信がなく、周りを攻撃する、マウントを取りたがる。
 皆が、とは言いませんが、自分も含め、往々にしてこのような傾向があると感じてきました。

2.医療、教育・研究業界で感じた現実

 潜在看護師を対象にした研究結果によると、退職の理由は結婚・出産・育児といったライフイベントのみならず、人間関係も大きな割合を占めています。
 人間関係を理由に退職する=辛さ・苦しさからの逃避です。これは単なるストレスコーピングではなく、根底には健康への欲求があると思うのです。辛さ・苦しさ=健康を阻害するもの、だったら、それを排除して健康でありたい、というメカニズムです。
 しかし、組織で働く人の健康を守る手段が退職しかなく、組織にいる間も健康的でない状態が続いているならば、組織の生産性は上がりません。「健康」の価値を提供する人が、健康を害して「健康」に携われなくなる、そして、「健康」の価値を提供する組織の力が上がらないという皮肉さが医療、教育・研究業界にはあるように感じます。

3.「健康」に携わる人々が「健康」でいること

 このような業界にいて感じたことは、働く人が働きながら、いや、なんなら働くことで健康への欲求が満たされるシステムをつくることができたら、個人も組織も社会もハッピーになれるのではないか、ということです。そんな中、健康経営について情報収集をした時に「これだ!」という感覚がありました。
 働く人々の健康に投資することは、短期的に利益につながることではないかもしれませんが、NISAのように、長期的に積立投資することで大きな利益につながるはずです。

4.健康経営の勉強—今後の抱負

 今後は健康経営EXアドバイザーの資格取得に向けて勉強します。そこで得た知識とスキル、そして、これまでの経験や知識・スキルと融合させ、「自分総動員体制」で自他の健康と幸せを実現していきたいと思います。



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