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『飽きっぽいから、愛っぽい』を読んだ。

『飽きっぽいから、愛っぽい』 株式会社コルク 岸田奈美著

 岸田奈美さんの新刊!
 彼女の周りはいつも想像もつかないトラブルが渦巻いていて、それを笑いの力でエッセーに落とし込んでいく。その視座の高さに感心し、勇気づけられるので大好き。

 今回のエッセーは『場所』から過去を振り返り、その時感じたことを面白おかしく、時にはホロリとしながら進んでいく。肩も軽く、スイスイと読めて、とても心が温かくなっていくのだ。

 でも、今回の最終章はどんでん返しを喰らう。とても短い章なのだけど、面白おかしかった分、筆者がどれだけ辛かったか、自分を奮い立たせるために必死だったのか。そんな感情があふれていて、かなり泣いてしまった。

 これも子供に薦める本だった。

 

 

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