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【家ドラム】上達が早くなるパッド練習方法【結論:足を入れる】

こんばんは、世木です。

家で練習する方法は電子ドラムやエアドラムなど色々とありますが、やはりパッド練習が基本中の基本になってくるのではないでしょうか。

そんなパッド練習に関して、先日このようなツイートをしました。

パッド練習する際に「足を踏んだ方がいいのか」という問題がありますが、個人的には「踏んだ方がいい」と思います。さらに、右足は4分音符で、左足は2拍目と4拍目に入れるのがおすすめ。
足も手も「無意識でできる状態」に持っていくのが目的なので、それぞれの意識をお互いに下げられる練習だと思う

椅子に座ってパッド練習ができる環境であれば、基本的に足も一緒に練習した方がお得だと思います。私の場合は床にあぐらでの練習でも、膝を少し上げるような動作で足は動かしています。

(集合住宅の場合は騒音や振動に注意が必要ですね。私も下の階の住人に怒られないよう控えめにやっています。)

で。実際、私の作る練習用の譜面はこのように書くようにしています。

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4分音符でバスドラを踏んでいます。

また、ツイートのように、左足を2・4拍目に入れることもあります。

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ハイハットを閉じる動作が加わるイメージですね。

足を入れるメリット

足を入れることによるメリットは以下の通り。

①インディペンデンス力がつく

足を入れようとすると、手への意識が少なくなります。また、足は自然と無意識で踏み続けなければいけなくなります。パッド練習を、ドラムセットで目指すべき、手足が独立して動く状態の予行演習にできるということです。

ツイートでも書きましたが、足を入れることで手への意識が下がり、手が動いてることで足への意識が下がります。同時に行うことで、相互作用で意識レベルを下げることができる練習になり、それが独立した動きにつながります。


②テンポキープができる

手が難しいことをやっていると、どうしてもテンポが安定しなくなります。そこに右足があるだけでリズムのガイドとなってくれます。また、左足の刻みが入ることで、ゴーストモーションという左足をメトロノームの代わりにする技術の練習にもなります。


③ジャズへの応用ができる

スウィングなどのパターンでは2・4拍目でハイハットを刻むパターンが多いです。

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この動きはほぼ無意識でずっと続いていることが多いです。リズムパターンだけでなくドラムソロ中もずっと、など。

この足の動きだけを別に練習するのは非常に効率が悪いので、普段から癖にしておくくらいで丁度いいです。

こういったことから、パッド練習では足を入れる方がよいと私は考えています。

おまけ

このような足をつけて行うパッド練習ですが、こういうパターンも考えられそうです。

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3拍子の場合の譜例です。ワルツのイメージですね。

足で「ズンチャッチャー、ズンチャッチャー」と刻むのがポイントです。

普段と違う動きになるので、足への意識がかなり強くなります。

足にこういう音の命令をすること自体、人間の脳は慣れていないものなので、たまにこういう複雑なことを行って、足への命令回路を鍛えてあげるのも面白いです。

はい、本日は以上となります。

パッド練習も工夫一つでドラムセットでの演奏にも役立つように変えることができます。

特に最初は左足を動かすことに慣れないため、難しいと感じてしまうこともあるかと思いますが、同時に脳が活発に動く感じも覚えると思います。

この感触はドラムの練習で成長している時に感じるものだと私は思っています。

そしてそれを感じながら続けていると、急にスムーズに叩けるようになる時がきます。

時間がかかって遠回りなようですが、トータルで考え上達が早くなる練習方法と言えると思います。

まずはゆっくりから、じっくりと練習してみてください。


それでは、ここまで読んで下さいまして、ありがとうございました。


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