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就労移行支援、2年で就労できない問題。外出自粛でもタイムリミット

厄災コロナがもらたす問題は山ほど、いや星の数ほどあるでしょうが…僕が今置かれている問題が2つ。

1つは前回noteの失業保険問題、そしてもう1つは「就労移行支援、就労に移行できない問題」です。

まず簡単に説明すると、就労移行支援というのは、就労継続支援A型/B型(作業所)と並ぶ障害福祉サービスの1つです。

これら3つとも、難病患者や精神・身体・知的障害者が、軽作業などを行って就労に進むためのステップを踏む施設です。

では何が違うのかというと、

A型:一応訓練として軽作業を行うが、雇用契約を結んで最低賃金が保証される。ほぼ就労
B型:リハビリだったり就職への前段階という位置づけで、雇用契約は結ばず、賃金も数百円もしくは無給。利用期間に制限はない
就労移行:B型と同じようなものだが、最長2年間の利用期間がある。その間に就職先を見つける

で、今回はポイントはここ、就労移行支援の「最長2年間の利用期間」。2年経つと半強制的に追い出されるんですが、

コロナの外出自粛で休んでいても、利用期間としてカウントされます。

病状が悪化して通所できなくなった時には、利用停止の手続きをすれば、休んでいる間に残り日数が減っていくことはありません。
しかし、ただStayHomeだからと自主的に休んでいるだけでは出席停止にはならず、刻々と退去期限のタイムリミットが迫っていくのです。

ちなみに僕の利用期限は2020年の11月まで。けっこう迫ってます。

1社応募するのに、履歴書経歴書書くのに雛形あったとしても数日かかるし、郵送して選考結果出るのに2週間はかかります。
それから面接あるならまた1週間後くらい、んでまたその選考に1,2週間?

健常の学生みたいにそれを数社同時並行っていう訳にもいかないしで(頑張って2社?)、1社受けて結果出るまで2週間~1ヶ月くらいはかかります。

これを何社かやれば半年にはなります。
そもそも医者や職員からゴーサインが出て就活を始められるスタートラインに立つまでが果てしなく長い。僕もチンタラして1年経ってました。

で、タイムリミットが2年。短くないですか??

正直僕は「2年間で就職ならまあできるでしょ」なんて思ってました。そうやって就労移行利用する人たぶん多いです。

で、実際はカツカツの2年から、コロナの外出自粛期間がマイナスされるわけです。

一時休業している福祉施設もありますが、政府の休業要請リストには入っていないので、多くの施設は時間短縮等はありますが普通に開所しています。

自主的に休む利用者さんはけっこう増えてます。在宅軽作業なんてのも始めるようで…。

ただ、僕が見た感じ、うちの就労移行の利用者で、2年以内で就職を決められそうな人は、15人くらいのうち多くても3人。
就職への目安とされる週4日の通所も、大半の人ができていないのです。(国に請求するための利用者全員の勤怠データ入力をしたことがあるので分かります)
だいたいの人は残り1年くらい日数が残っていますが、さらに厳しい状況で、皆が就職を決めて卒業できるとは到底思えないのです

僕はというと、今就活している段階ですが、求人も減っているので一時的のA型就労を考えています。

ここで表題の「自粛でも2年問題」ですが…できるかどうかは分かりませんが

体調を崩したとかにして利用の一時ストップをかける

というのが得策かなあと思います。

まあ何にせよ、「先のことは常々意識しよう」ということですね。




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