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名もなき育児をシェアするのはエネルギーがいる

「初の予防接種いってきたよ~」

「そっか、ありがとうね」

次男の予防接種が始まった。ロタも含めると1歳半までに受ける予防接種の数は22回。

予防接種に行ったことを夫に報告すると、ありがとうと言われる。それだけで、いい夫と言われることもある。

「子どもに予防接種を受けさせる」というこのカテゴリーを、母親が担当している家庭がほとんどだろう。

いやいや、うちは父親が予防接種に連れて行ってるという家庭もあるだろうが、「予防接種に連れていく」というのは一連の中のほんの一部に過ぎない。

・そもそも予防接種を受けるかどうか決める
・いつから始まるか把握する
・どこの病院で受けるか決める
・予約をする
・市から送られてきた予防接種の説明を読む
・問診票をすべて記入する(2回目以降は前回の接種日も記載する)
・予防接種の日のスケジュールを開ける
・ロタがあるときは接種時間を逆算して授乳を済ませる
・母子手帳、問診票、受給者証、おむつ、念のための着替えを準備する
・病院に連れていき、接種させる
・帰宅後、様子を観察する

これを誰が主導で指示を出し、動かしているだろうか?予防接種一つとっても、これだけの工程がある。でも実際は「病院に連れていき、接種させる」ところしか見えていないことが多い

そもそも、「予防接種っていつから始まるんだっけ?」と父親から先に発信する家もあるのだろうか?(きっとあると願いたい)

夫にも自分事としてとらえてほしい。だから、「予防接種の予約しなきゃ」と言葉に出したり、あえて夜の夫のいる時間に問診票を書いたりする。

それでも2人目の今、未だに夫から予防接種について次はいつなのか、何回打つのか、何歳まで続くのか、問われたことは無い。

名もなき育児が沢山ある。もうすぐ、保育園の申し込みが始まる。これもきっと、いつ手引きが配られ、いつ申し込みが始めるのか夫は知らない。次男の保育園を申し込まないと私は職場復帰できない。そうすると我が家の家計は回らない。「無関心」なわけではない、話せばよく聞いてくれるし、相談にも乗ってくれる。でも、「自分の責任下にない」のだ。

こうなると、「意識の問題」としか思えない。


夫に当事者意識を持ってもらうには、どうしたらよいのか?

出生届を出したときに、説明されるのはどうだろう?出生届って父親が出すことのほうが多くないかな?

産後の助産師訪問は夫婦の予定が合う日に一緒に、という流れを作ったらどうだろう?母親の予定しか聞かれないんだよなぁ。

しんどいけど、今は毎回夫に伝え続けることにする。面倒だけど、やってくれて当たり前を作りたくない。私は一緒にやりたいんだ。

「任せちゃってごめんね」というなら、「予防接種担当は任命していいかな?」と言われたい。その分「保育園担当は任命していいかな?」と言いたい。

どんな小さなことにも、名もなき育児がある。二人の息子の手が離れるまでまだ何年もある。あきらめずにチャレンジしてみようと思う。


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