8月18日は誰の命日?その1(全2回)


露と落ち 露と消えにし 我が身かな
難波(なにわ)の事も 夢のまた夢

8月18日はね。豊臣秀吉(とよとみひでよし)の命日なんだよ。1598年の8月18日。秀吉がね、病気で亡くなってしまった日なんだ。まだ生まれて小さかった秀頼(ひでより)のことを、とっても心配してね、徳川家康(とくがわいえやす)や前田利家(まえだとしいえ)や石田三成(いしだみつなり)なんかにね、秀頼を助けて豊臣の世が続くようにと何度もお願いしながら、息を引き取っていったんだって。これが、秀吉の辞世(じせい)の句さ。辞世の句というのは、自分が死んでいく時に生きている皆にさようならの代わりの言葉として自分の気持ちや生きてきたことを思い出して、それを五七五七七の短歌にして残していくものだよ。この秀吉の辞世の句は戦国武将の中でも超有名な句なのさ。覚えておくとかっこいいよ。

露と落ち露と消えにし我が身かな
難波の事も夢のまた夢

ひとしずくの露のように、この世の中に生まれて、
また露のようにあっけなく消えていってしまうボクの人生なんだな。
大坂にあんなにすごい黄金のお城を建ててもみたけれど、
ああ、それは今思えば夢に見た夢だったような気もするなぁ
貧乏な農家の子に生まれたボクが本当に天下に取ったことも
夢に見た夢だったんじゃないのかな

今日はここまで。
読んでくれて、ありがとう。
また明日、ポン!

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