技術士受験指南(農業)
はじめに
食品会社で、品質管理や品質保証部門に所属する方におすすめしたい資格がある。技術士(農業部門)である。1次試験は農業全般から問題が出題され、5択問題が多い。これに合格すると、2次試験(筆記)で農業、農芸化学、畜産、農業土木のどれかを選択する。食品の場合は農芸化学になるだろう。この次が面接試験になる。面接試験の合格率は高い。
身に着けた知識は必ず業務に役立つし、会社からも評価されるだろう。ただし、取得は容易ではない。数年かけてゆっくり進めればよい。マラソンである。普段の生活の中に、勉強する時間を設けるのである。自身のキャリアは自分で作る姿勢(キャリアオーナーシップ)が必要な時代になっている。
1次試験は農業と農芸化学の分野から17問、畜産から6問、農業土木などから12問程度出題されてきた。全35問中25問選択し、13問正解すれば合格になる。覚える必要のある範囲は広い。問題(テーマ)の内容を周辺のことも踏まえて「理解する」必要がある。対策として、複数回出題されている問題について、カード作成をおすすめしたい。このことにより、知識が頭に入る。また、読返すことにより、知識を強化することができる。
具体例として、よく出題される「食中毒」について説明しよう。関連する要素として、原因菌・菌分類(細菌/ウイルス/原虫)・中毒型(感染/毒素/中間)・特徴(主な原因食)などが挙げられる。これらをまとめて表(カード)を作成するのである。その他にも数多くのテーマが存在するが、個々について進める必要がある。
もっとタイパ(タイムパフォーマンス)よく進めることができないかとお考えのあなた。個々のテーマをわかりやすく記述した記事「技術士指南」が存在する。まだ、公開している記事は少ないが、順次追加していく。1件150円と極めてリーズナブルである。それぞれで例題を掲載している。
また、農業・食品・環境関連の話題に普段から関心を持ちたいものである。背景や考え方をチェックし、自分自身の考え方を持つ姿勢が求められる。これが技術士に必須となる「課題解決能力」につながるのである。「手書き」でそれを記述することをおすすめしたい。2次試験は限られた時間内に文章を記述する能力が必須で、その訓練になるためである。2次試験の指導を個別で行うこともできる。
目次 ← リンク
*農業(順次追加)
1 食料自給率
2 主要穀物生産と輸出
〇農薬
〇肥料
〇作物と野菜食用部位
〇植物の必須元素と光周性
〇作物関連用語
*農芸化学
*畜産
*農業・食品関連法律関連
*農業土木用語
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