恋うた

4
ノート

君の事考えないよう頑張ってやっと1日なんとか終わった

貴方の事考えるのを止めるため

街を歩き本を読み

キャロットケーキを食べました。

何かをしていないと

すぐに頭の中は貴方でいっぱいなるので

立ち止まらずに

バーゲンのスカートを何度も見たり

いろんな本を立ち読みしたり

ダイエット中だけれど

ケーキを食べたりして

街を何時間も歩きました。

うっかり一緒に行ったお店の前に出てしまい

その時は少し立ち止まって

前に座った席をちらり

もっとみる

東京塔 君待つ夜空 心細し 君の現実 私の不断

最後に約束した日も、仕事は終わらず、君は夜中に帰ってきた。

頭では理解しているが、私は未熟だった。いつまでもいつまでも、高校生の時に憧れていた君のままでいてほしいと思っていた。

上手く話せない私を知っている、唯一の君に、ずっと繋がっていてほしいと思っていた。

飛行機で1時間、たった1時間あれば、神戸から東京に来れる。
それから君に会えるまで、あと何時間も何時間も、東京の空を眺め続ける。時間が

もっとみる

和煦の日の 焼ける線路に 桜舞い 父は最期も 私を責めず

父が危篤の中、私は大学の入学式に一人で出掛ける。

「一緒に行こうか。」と年上の彼が言ってくれたが、何だか不謹慎な気がして、断った。

それまで、もう10年くらい、父とは会話していなかったが、彼の電話を私に取り次ぐ度に、受話器も押さえず、父は彼の名字を呼び捨てにした。

入学式から帰ったら、父は亡くなっていて、私は気が楽になった。と同時に、彼と付き合っていくには、父親がいなくなった私なんて、価値の

もっとみる

時経てば 追懐の情 悔い涙 流れる星窓 ハタチの私

初恋の相手に、もう会わない事を伝えたい。
そう思った20歳の私は、衝動的に飛行機に乗った。

向こうも純粋、私も純粋。
「もう電話しないね。」と私が言うと
「そう言うと思ってた。」と彼も微笑んだ。

山手線で新宿から品川まで、私は黙り、彼も黙り続ける。吊革を持つ、彼の長い指を眺めながら、少しは私を記憶の中に置いておいて、と、そればかり考えていた。

「じゃあね。」と階段掛け上がり、これ以上言葉に出

もっとみる