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国際交流ラウンジ連携事業

YOKEは、13の国際交流ラウンジとともに、横浜市内の国際交流・多文化共生を進めています。
みなさんは、国際交流ラウンジを利用したことはありますか? 国際交流ラウンジは、横浜市が設置する市内の在住外国人支援・国際交流・多文化共生のための拠点です。市内13箇所にあり、NPO法人、公益財団法人などが運営にあたっています。各国際交流ラウンジでは、外国人等に対する多言語による情報提供や相談対応をはじめ、情報収集、人材育成、交流事業、日本語教室等を行っています。​
また、多くの市民ボランティアがこれらの活動に関わっています。ここでは、国際交流ラウンジ相互の連携・協力を進めるための取組みを、2023年度事業を中心に紹介します。(以下、本文中では、適宜「ラウンジ」と表記)

画像:各市内国際交流ラウンジの名称とロゴマーク

横浜市国際交流ラウンジ協議会

ラウンジを運営する団体等(横浜市、YOKE、ラウンジ設置区役所、ラウンジ運営団体の合計27)で構成されています。YOKEが事務局を担い、連絡会などを行っています。

  • 連絡会・合同研修会
    連絡会では、ラウンジ相互の連携・協力を進めるための情報交換や課題の検討等を、また、合同研修会では、外部講師を招きテーマへの理解を深めています。区役所と運営団体が一堂に会してお互いの取組みを共有できる、貴重な機会です。

2023年度のテーマ
・外国人住民と地域をつなぐ~国際交流ラウンジの新たな役割を考える~
・外国につながる子どもと家庭を、地域で支える~改めて知ろう、学校のこと~

紹介 テーマ「外国人住民と地域をつなぐ」では、
在住外国人のコミュニティと地域をつなぐ取組みをしている外国出身のスタッフ(地域コーディネーター)からの発表を聞きました。
各区での活動を通して、「外国人住民が地域とつながるためにどんな取組みがあるのか」「ラウンジがどのような働きをしているのか(図参照)」「ラウンジとして何ができるのか」を考えました。

「外国人住民と地域をつなぐ」事業におけるラウンジの役割イメージ事例から

  • 分科会
    ラウンジの活動は多岐にわたるため、分野別に4つの分科会(窓口・通訳・日本語・学習支援)を設けています。YOKEとラウンジの実務担当者が集まり、取組み共有や勉強会などを行っています。2023年度には合わせて11回開催、のべ253人が参加しました。

紹介 窓口分科会
ラウンジの窓口で相談業務にあたるスタッフが年4回集まり、研修の受講や相談事例を共有しています。コロナ禍ではオンライン開催でしたが、2023年度から対面開催を再開しました。2023年度の研修は「教育」「年金」「保育園」「メンタル面で問題を抱えている相談者への対応」をテーマに取り上げました。講師となったラウンジスタッフ、市職員、専門カウンセラーから豊富な体験談とアドバイスが紹介され、参加者にとってたくさんの学びがありました。後半のグループディスカッションでは、研修内容についての質問や意見を出し合うだけでなく、それぞれのラウンジが持ち寄った情報を全体で共有しました。

  • 情報交換会
    国際交流ラウンジ間で共有したい、検討したいテーマがある場合には、ラウンジ運営者同士で適宜、情報交換会を開催しています。

2023年度のテーマ「国際交流ラウンジ運営等に関する情報交換」
人材育成を含めた組織運営のこと、外国人向け広報のことなど、課題と工夫を共有しました。このような活動を通じて、ラウンジ同士も互いに顔見知りになり、気軽に相談・協力しあえるネットワークづくりを心がけています。


国際交流ラウンジについて よくある質問

Q 開館日・時間帯や相談対応言語などは、どのラウンジも同じですか?

A それぞれ区の状況に合わせた運営をしており、ラウンジごとに異なります。開館日時など基本的な情報は、ラウンジ一覧表(URL下欄)でご確認ください。個別の事業内容は、各ラウンジのホームページでご確認ください。

横浜市内の国際交流ラウンジ(YOKEウェブサイト)


Q YOKEやラウンジの講座情報などを、まとめて受け取る方法はありますか?
A 情報発信は、それぞれのラウンジが行っていますので、各ラウンジのホームページなどでご確認ください。メール配信「YOKEからのお知らせ」に登録すると、月2回、YOKEやラウンジの情報をメールで受け取ることができます。
YOKEからのお知らせ(メール配信)YOKEウェブサイト


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