『ガンダムオンライン』がアナザーに突入したのでこれまでを振り返る

令和2年、連邦とジオンは滅亡した!

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ワールド(サーバー)選択画面。「快適」より下はサーバー停止中のみで、それより上の「普通」はここ1年見たことがない

 今回はバンダイナムコオンラインが運営しているPC専用オンラインゲーム『機動戦士ガンダムオンライン』通称ガンオンについて話をしたいと思う。

 ジャンルは大規模対戦アクションで、最大100人でモビルスーツ(機動戦士ガンダムシリーズに出てくる人型ロボット)を操作して相手勢力を倒すという内容だ。サービス開始は2012年。

 このゲーム、下の項で触れるが評判は良くない上にゲームとしてもあまり褒められた出来ではない。それでも何だかんだ筆者は続けてきたしマッチングが出来る程度には人口は確保されていた。 

 これまでのガンオンは宇宙世紀という世界観の作品だけが参戦しており、それ以外の世界観である「アナザー」からの参戦はないという見方が強かった。

 一方でアップデートの度に最新シリーズの機体をメインに増やしてきているので出せる機体のネタが尽きてきているのでは?という疑問も多くのプレイヤーの中で生まれていたのも事実だ。

 そして去年の12月の生放送で大型アップデートが公開され、その中でアナザー作品の参戦が正式に発表された。

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 そして陣営はこれまでの宇宙世紀の二大勢力だった地球連邦とジオンから、オーダーとリベリオンという勢力に置き換えられる事になる。

 事実上消滅しているも同然だったジオンはともかく、連邦も巻き添えを喰らって消えることになる。

ゲームシステム

 このゲームは2020年現在3つのゲームルールが存在し、それぞれ「大規模戦」、「局地戦」、「トーナメント戦」に分かれる。今回はあまり重要ではないので大規模戦について簡単に説明しよう。

 大規模戦は最大51人からなるチームで相手チームと戦闘を行い、機体を撃破する、もしくは敵本拠点に攻撃を行うかで互いの戦力ゲージを削り合うモードだ。

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演習(トレーニングモード)の自軍本拠点。これは箱型と呼ばれるタイプで戦艦や潜水艦になっている場合もある。

 制限時間の20分が経過した時点で勢力ゲージがより多く削られる、または勢力ゲージが0%になると敗北となる。

 戦闘終了後は獲得スコアや勝敗に応じて階級が上下するようになっている。

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 プレイヤーは強襲、重撃、支援、砲撃、狙撃という5つのカテゴリーに分類される機体から、最大4機のモビルスーツをコストに収まるようにデッキに組み入れて戦う。

 機体を撃破されると設定されているクールタイムの分だけ使用不能になる。ある程度スコアを稼ぐか戦闘中の機体選択画面であるアイテムを使う事で再使用までのクールタイムを短縮する事も可能だ。

ガンオンの軌跡(1年目~3年目)

 ここからは7年間の大まかな流れを説明していこう。あまりにもバランスが変わり過ぎていて細かく触れていくとそれだけで記事が出来てしまう。

 まず1年目。当時は初代ガンダムとその派生作の機体しか実装されておらず、今と比べるとスピード感はそこまでなかった。しかし、初期から実装されていた装甲強化型ジムが耐久力と速度に優れており猛威を振るっていた

 そしてサービス開始と同時に実装された有料ガチャであるDXガシャコン、その第1弾の目玉機体であるグフカスタムが当時異様に強く「グフカスオンライン」なる蔑称が誕生した。この辺りから本作の評判がいわゆる「クソゲー」として位置づけられるようになる。

 また当時はDXガシャコンがいわゆるボックスガチャ形式ではなく、一般的なソシャゲと同じ確率方式だった。しかし排出確率がどの程度なのかプレイヤーからは分からなかった。排出確率が不具合でプレイヤー側に判明した際のトラブルでボックスガチャ式に変わるまでの間、目玉機体の金設計図(※)を入手するために必要な値段は10万円前後と見られていた。

※背景が金色になっている設計図。強化に必要な素材が高額になる代わりに30回まで強化が可能で、武器も金設計図限定のものが追加される。

 翌年の2013年4月には、イベント配布機体のザクⅡF2型が260という当時でも低コストな機体でありながら溜める事で威力と爆風が広がるチャージバズーカと使い捨てだが高威力と広い爆風を持つシュツルム・ファウストという2種類の武器を持っていたことから猛威を振るった。

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ザクⅡF2型。コストに対して性能が高いため将官戦場などのハイレベル環境でも多く見られる。現在は両陣営に実装済み

 そして同年7月に実装されたジオンの機体であるゾゴックとギャンに致命的な不具合が発覚する。

 前者はメイン武器である誘導武器のブーメランカッターが実質回避不可能な弾速と誘導を持ち、後者はメイン武器の連射武器であるニードルミサイルが特定の操作で全武器の中でトップクラスの連射速度を叩きだすというゲームバランスを壊すものだった。

 これらの不具合は即時に修正され返金騒動にも発展した。これ以降、度々本作は新機体絡みの返金を繰り返すこととなる。

 余談だが、同年7月にガンプラ(ガンダム作品関連のプラモデル)発売記念のイベントガシャコンで入手できた、特別バージョンのガンダムの綴りが間違っていた(「GUNDAM」が「GUNDUM」になっていた)。本作はこれ以降「ガンドゥム」「ガンドゥムオンライン」などと呼ばれる事になる。

 3年目である2014の3月、また新たな珍事が生まれてしまった。ゲームシステムの解説で説明した通り、本拠点は勝敗に重要な要素となっている。内部には最大4基の固定砲台が取り付けられており、敵が本拠点に侵入すると自動的に敵に対して猛攻撃を仕掛けるようになっている。

 ところが「どうして自分の本拠点に砲台が向いているんだ」と以前から突っ込みを入れられていたこの砲台が、ある日のアップデートから本当に自軍の本拠点を殴り始めたのだ。

 そして翌月には0080アップデートと称して新たな機体であるアレックスとケンプファーの2機が実装された。この両機は初の360コスト機であり、従来の機体を遥かに上回る高性能機体でこの機体を持っている事が一種のステータスだった。

 同年6月、多段格闘を売りとしていた新機体ピクシー(フレッド機)通称フレピクとイフリート・ナハトが実装。それと同時にジーライン(ライトアーマー)通称GLAも実装された。

 このGLAが凄まじい高性能機であり、メイン武器のヘビーライフルが本来は狙撃機や重撃が使うスコープ式の武器並みの弾速でロックオンし発射可能という頭のおかしい仕様だった。これによりアレックスを盾にして迫るGLAに対処が出来ず一方的にジオンは蹂躙されていくことになった。

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GLA。現在は同コストに高性能機が増えたことや環境の変化によりピックsれにくい機体となっている

 GLAのヘビーライフルで隠れていたが、当時のフレピクも格闘で空を飛べたりどの機体よりも高速で移動できたりと別の意味で凄まじかった。その動きは見ていると結構気持ち悪く、暗黒盆踊りと揶揄された。

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フレピク。暴れ過ぎた弊害で環境に置いていかれてしまい全盛期の面影はない。やらかした機体には容赦がない運営である

 同年12月に0083アップデートが行われ、人気機体であるガンダム試作1号機とガンダム試作2号機が実装された。しかし実装直後の2機ははっきり言って弱かった。前者はアレックスの下位互換と評され、後者はなんかすっごく光る超低弾速の閃光弾を出すネタ機体と言われる有様だった。

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試作1号機と試作2号機。現在は両機ともにコスト相応の強機体として位置づけされているが、それに至るまで3年以上かかるのはいかがなものだろうか

 この辺りから運営は不具合や下方調整による返金やガシャチケットの配布が嫌になったらしく、実装直後は大して強くない機体をアップデートで上方修正していくやり方に変わっていった。

 2015年にガンオンは3周年を迎えた。正直3年までの命だと思っていた筆者だったが、ここから更に4年も続くとは予想していなかった。

 GLAが昨年の8月に下方修正(引いたDXの分すべてをガシャチケットで返却)された後も相変わらずアレックスに蹂躙されていたジオンだったが、2015年6月にガーベラ・テトラが実装された事で状況は一変する。

 なんとこの機体、原作を投げ捨ててビームマシンガンから極太の即着弾ビームを照射するようになっていた。しかもその威力は当時最も頑丈と言われていたアレックスすら一瞬で溶かせてしまう代物。この機体だけで勢力バランスが崩されたといっても過言ではなかった。

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ガーベラ・テトラ。流石に即着弾はやり過ぎたと判断されて後に照射ビームに弾速が設定された。なおとばっちりを受けて下位互換の照射ビーム持ちのガンダム試作4号機とゲルググM(シーマ機)は暫く姿を消した

 2015年12月にZアップデートが発表(同時にプロデューサー交代)、それに伴って初の380コスト機である百式とキュベレイが実装された。当時はまだダウンゲージが無かったこともあり、ショットガンの上位版に当たる拡散バズーカを持った百式はそれなりに脅威だった。

 実はこのアップデートの前に0096アップデートという機動戦士ガンダムユニコーンの機体を実装するアップデートがあったのだが、肝心の主役機であるユニコーンガンダムやシナンジュを実装しないままZアップデートが行われた。時代を3つ程飛ばしたあと2つ戻るという理解不能な流れにプレイヤーは苦笑いを浮かべるしかなかった。

ガンオンの軌跡(4年目~6年目)

 2016年の6月、機動戦士ガンダムサンダーボルトコラボで同作品の主役機であるフルアーマーガンダム(サンダーボルト)と高機動型ザクⅡ(サイコ・ザク)が実装される。 

 前者は空中で広範囲の爆風を連続で発射可能な6連装ミサイルポッドが猛威を振るい、後者はモードチェンジからのバズーカ全弾発射で面制圧や拠点攻撃で暴れまわった。

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フルアーマーガンダム(サンダーボルト)とサイコ・ザク。両機とも2月19日のアップデートで上方修正が決定している

 どちらも敵陣営に取ってストレスの塊のような機体であり、近いうちに下方修正が入る事になる。しかし、本当の地獄はここからだと知る者はいなかっただろう。

 翌月のDXガシャコンVol.36でジ・Oとポリノーク・サマーン(通称クマサン、熊)が実装。前者は5機目の380コスト機で後者は300コストの支援機だ。

 ポリノーク・サマーンの方は格闘により味方機を高速で修理できるという謎機能を有しており機体性能も優秀なため、現在でもこの機体がどれだけいるかどうかで戦局が左右される程の貴重な存在になっている。

 しかしこのDXガシャコンの最大の目玉にしてやらかしであるジ・Oはどうしてこの仕様で通したのか小一時間担当者に問いただしたい機体だった。

 ジ・Oは380コストの強襲機で、通常時は足回りの良い大柄な機体という印象だ。しかしこの機体はアクションキーの長押しで覚醒状態に入り、毎秒アーマー値が減り続ける上に一部武器が使えなくなる。

 その代わりに使えるようになる特殊格闘が異次元過ぎた。覚醒時の格闘は2段格闘で1段目は狭い通路を覆い尽くす程の、2段目は踏み込みが深く巻き込みやすい回転切りを繰り出す。

 元々速かった速度は上昇し、与ダメージは倍増。そして固有効果でいくら攻撃を当てても怯みすらせず覚醒するとアーマー値は全回復。こんな化け物を止める術は当時ほぼ存在しなかった。

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ジ・O。機体性能のインフレによって影が薄くなったものの、今でもそれなりに見かける。因みに一時期何故か超強化されたが一瞬で元に戻された

 幸いにも連邦ジオン両方に実装された機体であったため、片方の勢力が消滅する事態は免れた。しかしジ・Oが多い程相手を蹂躙できる環境が長続きし、プレイ人口は大幅に減少した。後に調整が入るものの、この機体の地位はほとんど変わることはなかった。

 そしてジ・Oを止めるためにネットガンやスタン武器といったこれまで日の目をあまり見なかった武器に注目が集まり、これ以降「ヤバそうなやつはデバフで止めよう」という風潮が強まっていく。その極地が6年目に現れることになる。

 2016年11月には従来の被ダメージ量による転倒が廃止され、ダウンゲージ制に切り替わる。これにより瞬間火力で相手を叩き落とせなくなったことで戦法が見直され一部の機体が復権する。

 一方で重撃のビームライフルが強化され、初期機体の一つである初期型ジムがコストの低さも相まって環境を荒らすように。ジオンにも初期型ジムのミラー機体である高機動型ザク(R-3S)が実装された。

 同年12月に新生アップデート。ZZガンダムとドーベンウルフが実装されるも、当時は鈍足で380コストという事で使用率は低かった。

 2017年3月。筆者が最悪だった環境ランキングの第1位に選びたくなるような出来事が起きる。フルアーマーZZガンダム、通称FA-ZZの実装だ。

 この機体、実装当初は特殊なブースト性能や独自要素の強い武器の数々から外れ枠だと思われていた。しかしこの機体、ジオンを絶滅危惧種に追い込んでしまう程の恐ろしい存在だったのだ。

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 元々380コストの重撃機としてはかなりの高性能機だったのだが、この機体の武器は大半が爆風が広く高火力であり、それを3種積みできてしまうという全身爆撃機のような仕様だった。

 これによりジオン側は一方的に爆撃の雨に晒されて前線を崩され押し負けるというパターンが増え、嫌気がさして引退したり連邦に移るプレイヤーが少なからず存在した。

 この機体があまりにも環境を壊したため、運営は爆発属性の武器を弱体化し再び環境が変化する事に。

 2017年8月に革新アップデート。νガンダムとサザビーが380コストで実装されるが案の定微妙な性能となる。

 2018年3月、強化型ZZとクィン・マンサ(アンネローゼ機)が実装。一撃で転倒を狙える高DP武器を引っさげたこの2機は数か月両軍の主力として輝いた。両機とも最近のアップデートで強機体に返り咲いた。

 だが2か月後の2018年5月、2回目のUCアップデートであるLa+アップデートが実施される。これに伴ってユニコーンガンダムとシナンジュが初の400コスト機として実装される。

 だがユニコーンガンダムが持っていた同機の代名詞ともいえる武器、ビームマグナムが今回のアップデートの問題児だった。何しろこの武器、高いDPとダメージを併せ持ったトンデモ武器という代物だ。

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ビームマグナム。実装当時はダウンゲージが低く設定されていたため一方的に中距離から削り倒される事態が多発した

 それに対抗して運営はシナンジュのロケットバズーカをビームマグナムとほぼ同じ性能に変更。こうしてユニコーンガンダムとシナンジュが延々と中距離からミラー武器を撃ちあうという不毛な戦いが始まっていった。

 2018年9月、他作品とのコラボキャンペーンによって3か月連続でコラボ機体がDXガシャコンに収録される事となった。

 その第1弾であるクロスボーンガンダムX1、X2が敵を長時間スタン状態にするシザー・アンカーを使い様々な機体を葬っていった。この辺りから、以前のジ・Oの時のように状態異常を押し付け合う理不尽な環境に変化していった記憶がある。

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クロスボーンガンダムX1。X2とともに380コストの格闘機でありながら全盛期には非常に多く見かけた

 翌月のコラボ第2弾は無難に優秀な機体であった。しかし同年11月のコラボ第3弾に収録された機体がいけなかった。

 その機体とは武者頑駄無と武者頑駄無摩亜屈の2機の事だ。この2機は派生作品であるSDガンダムとのコラボ機体であり、360コストの格闘機だ。これだけなら特に語ることはない。しかしこの2機を問題児たらしめていたのは固有能力のカウンター、正式名称「天下無双」だった。

 この能力は、特定の武器に持ち替えた状態で敵の格闘を受けると自動的にカウンターをし、ブーストを一定量消費する代わりに敵にダメージを与え転倒させるというもの。

 これの何がいけないのか。その理由は武者頑駄無が1機でも敵の中に潜んでいるだけで格闘での敵陣荒らしが不可能となってしまうからだった。

 ガンダムオンラインというゲームは基本的に格闘機は不遇な傾向にある。前述したクロスボーンガンダム2機のような例外を除いては一部マップでしか輝く事ができない。そして低コスト強襲機のような決定力に欠ける機体も格闘に依存しやすい傾向にある。

 それがたった1機の、しかも棒立ちの機体によって無にされてしまうというのは理不尽極まりないものだ。

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武者頑駄無。あまりにもカウンターが理不尽すぎたため現在は効果が弱体化している。それでも格闘は優秀なので使用者は少なくない

 問題児を連続で排出したコラボが終了した翌月の2018年12月。最悪の存在がガンオンに降臨した。

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 それがこのHi-vガンダムとナイチンゲールだ。この両機、実装直後は射程の短いビームライフルや大柄な機体サイズから外れ機体だと侮られていた。

 しかし研究が進むにつれて決して転倒せず、死にかけたら覚醒で全回復し、一瞬で相手のダウンゲージとアーマーを削り切るという頭のおかしい機体である事が判明。

 戦場がこの2機で埋め尽くされるのも時間の問題だった。転倒しない2機が主流となりダウンゲージを削る意味が薄くなったため、相対的にユニコーンとシナンジュが数を減らしていく。そして5か月後の弱体化を受けるまで一方的に削るか削られるかの二択しか存在しない環境が続く事になった。

 この2機が暴れていた頃に実装されたフルアーマーユニコーンガンダムとバンシィ・ノルンは決して弱い機体ではなかったが、どちらも前述の弱体化を受けるまで日の目を見ることはなかった。どんな機体が出ても比較されて要らないと言われては運営も商売あがったりだったのだろう。

 2019年8月、宇宙世紀としてのガンオンにとって最後の大型アップデートであるFORMULAアップデートが実施される。同時に380コスト機のガンダムF91とビギナ・ギナが実装された。

 この2機は実装当時、微妙に操作にストレスがかかる仕様となっており不評だったが現在は非常に優秀な機体という立ち位置に収まっている。

 今思えば2019年はバンシィ・ノルンとフルアーマーユニコーンの両機が主力だった時期が一番平和だったかもしれない。

 Hi-vガンダムとナイチンゲールの実装から調整に至るまでの間に元々少なくない人口を大きく減らし、その後に様々な調整と既存機体の上方を少しずつ行ってきた。

 そうして大分環境が落ち着いてきた所で、毎年恒例の大型アップデートに関する公式生放送が実施され冒頭に至るわけだ。

そして7年目へ

 アナザー突入から最初の大型アップデートである「BEYOND」の発表と同時にプロデューサーが交代した。このプロデューサーは過去にガンオンの台湾版を運営していたという実績があった。

 ただし台湾版はお世辞にもバランスが良いとは言えない日本版を更に悪化させたものという話もあり、手腕には不安が残る。

 ゲームシステムも大幅に変更された。緊急回避の追加や一定距離に近づくとロックオンの精度が上がるシステムといったものが新しい立ち回りや環境を作る要素となっている。

 一方で新機体である『00』のモビルスーツはともかくとして、『SEED』出典のモビルスーツはどうもパッとしない印象が否めない。そろそろ何か環境に絡んでくるような機体が出てくる可能性もあるが、もう少し強みがあれば良いと思う。

 また最近はマップを出すか作り直す度に作りの甘さが露呈しているのでもう少しプレイしてからマップを作ってほしい。試作2号機の紹介動画を公式が出したときの下手さ加減は未だに記憶に残っている。

 色々と不安なところはあるものの、折角7年続いたゲームなのでどうせなら「色々酷いところも多かったけどまあ最後は良いゲームだった」位の感情で終われるようなアップデートをしてもらいたい。


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 先々週改修された鉱山都市は以前よりもクソ度1000%増しになっているが。

この記事いいな、とかこのゲーム欲しい!やりたい!と思っていただける文章を心掛けて書いています。応援していただけたら励みになります。