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夏の記憶、無人列車

雨が降っている。

車窓から見える紫陽花と曇りきった暗い車内。

夏の匂いが再び蘇る。

それを思い出す。淡い夏の出来事。

君と笑い合った海辺と入道雲と蝉の声。

そんな綺麗な夏だ。

つい昨日の事のように思い出す。

いや、忘れられないのだ。

君は今の僕をみてどう思うのだろうか。

そんなことを思って、いつの間にか大人になっていた。


はい、明日からnote更新しますねー。

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