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上川大雪酒造 碧雲蔵訪問記



上川大雪酒造 碧雲蔵を見学。
わざわざ杜氏の若山さんが案内してくれました。

帯広畜産大学内にあるまだ新しい碧雲蔵
杜氏の若山さん



上川大雪酒造は北海道内に3つの醸造蔵があります。上川町の本社「緑丘蔵」、函館の「五稜蔵」、そして十勝の「碧雲蔵」。

十勝は帯広畜産大学内に建てられていて、大学と連携して醸造学の実習の場になったり、蔵人が大学院で学んだり、学生が卒業後蔵入りしたりしている まだ3年目の新しい蔵。
蔵人はみな十勝の地元の出身。

この十勝エリアに40年以上ぶりに復活した唯一の酒蔵なのです。

酒米栽培も復活。
途絶えていた十勝の日本酒文化を復活させたいと有志が立ち上げたプロジェクトで、十勝エリアの音更町で彗星を栽培。十勝の米、十勝の水で造る「十勝晴れ」という純米吟醸を 最近までは小樽の田中酒造さんにお願いしていましたが、今期ようやく醸造を任され、これで正真正銘
十勝の米、十勝の水、十勝の人が造るオール十勝酒がいままさに造られているところなのです。

私たちが伺った日はちょうどその音更町産の彗星が甑で蒸し上がったところ。

杜氏にわがままを言って蒸し上がった音更彗星を食べさせていただきました。

音更で作られた彗星


十勝の人に、これが十勝の酒だと認めてもらいたい。十勝の人たちに特に飲んでほしい。
北海道産の彗星、吟風、きたしずくだけを使い
後味の余韻を豊かに
身体に入れた時に心地良い
元気な時ばかりでなくいつ飲んだ時にも優しい
「飲む人に寄り添うような」お酒を造ることをいつも考えているそうです。

蔵に伺う前は、
東京のマーケットに向けたオシャレな日本酒、味もイマドキを意識したのかとイメージしていた上川大雪。
いやいや…真逆でした。
十勝にしっかり根を張り、十勝に日本酒文化を継承し、十勝人が誇れる日本酒になるべく頑張っている酒蔵。杜氏にたくさーんお話を伺えたおかげで 理解も愛着も深まった貴重な1日。

若い蔵人さんが働いているのが見学できます



ありがとうございました✨✨

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