松山と丸亀で少年院を初めて見学した

この二日間、愛媛県松山の少年鑑別と少年院、香川の女子少年院の見学をするツアーに参加していました。

あらためて学んだことをいくつか
・大多数: 入院(少年院は入ること)する人の多くは家族構成が、実両親がいる家庭ではないこと。
・3割程度: 在学状況は、中学または高校に在学中の子は3割程度でありそれ以外は無職だったり中退後だったり。
・色彩: 勉強不足なのもありますが、私の少年院のイメージって灰色でした。でも実際に足を運んでみると、広い空のある、野菜を育てたりする、色彩のある場所でした。
・学び: ここで過ごす子達は、色んなことを学びます。学校の勉強もそうですし、社会に出ていくために必要な職業に関することや人間関係もそうです。少年院は罰ではなく、教育をする場なのだということを学びました。
・ケア: 同時に、学校と異なる点と思ったのは、SST等も導入されていて、心理的なケアにとても力を入れられていること。矯正というと、無理やり、というイメージがありましたが、専門的な知見に基づいて精緻なカリキュラムが、一人ひとりの子向けに組まれていました。

上記のように、多くの発見や、勘違いの修正ができた今回の機会。これから少年院と、そこで過ごす子達の今後の過ごし方に関わる上で何が課題なのか、じっくり見つめていきたいと思うようになった二日間でした。

今回受け入れてくださった松山少年鑑別所、松山学園、丸亀少女の家の皆さま、誠にありがとうございました。
同時にツアーのお声掛けをしてくださった工藤啓さん、大変お世話になりました。

これから活動に関われるところを見つけていきます。


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