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愛の不時着と半沢直樹


 今年はコロナの問題があり、家で過ごす時間が多くなった。まあ仕方ない。その分、新しい発見も多かった。
 その1つがドラマだ。ゆっくり鑑賞することができた。もっとも熱心に視聴したのは、韓国の「愛の不時着」だった。もう6月頃から話題になっているので、見た人も多いだろう。
 韓国の財閥令嬢と北朝鮮のエリート軍人の恋を描いている。韓国で制作され、ネット上の映像配信サービスを通じて日本でも配信され、今も大ヒット中だ。恋愛あり、笑いあり、サスペンスありで、16回があっと言う間だった。
 日本ではTBSの「半沢直樹」が興味深かった。銀行を背景に主人公が不正を次々に暴いていく。見ていてスカッとする。出演者も、役になりきっていて派手な立ち回りを見せてくれる。ドラマが待ち遠しいと感じるのは久しぶりだ。
 2つのドラマには、韓国と日本の社会も反映しているとも感じた。
 同じ民族であっても韓国の人たちは北朝鮮のことを必ずしも知らない。だから「不時着」の予想外の設定が新鮮だったのだろう。
 一方「半沢直樹」には日本社会の息苦しさを感じた。とにかく出演者たちがどろどろした権力争いを繰り広げ、「謝れ」「謝罪しろ」と怒鳴り合う。現状を変えたいが、変えられないもどかしさがあるんだろうな。
 個人的には「不時着」に軍配を上げたい。やはりドラマは、現実離れしているほどおもしろい。

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