【GK論】それでもやはり、西川選手はPKを蹴るべきではなかった。(2016年ACL・FCソウル戦)
★前回記事は!⇒『【GK論】ジュビロ磐田GK八田直樹選手が見せた確かなる「成長」と「進化」。しかし、それでも大きかったカミンスキーとの「差」。(+「1VS1」のベストな対応法)』
昨夜、浦和レッズがFCソウルにPK戦の末に敗れ、ACLでJリーグ勢が「ベスト16で全滅」となってしまいました。本当に残念です。
昨夜の試合について、「感じた事」はたくさんあります。
3失点も、浦和GK西川周作選手は度重なる好セーブでチームを救っていたのも事実。3失点目に関してはいろんな意見が出てるようですが、ボールが変化しGKにとって対応が難しいシュートだったのも、これまた事実です。ただ、3失点目に関しては、以前、僕が行った「分析」とも関連してるので、そちらを改めてご覧頂ければ幸いです。※こちらです⇒【日本人GK「最大の弱点」とは○○である】
さて。この試合で何と言っても「最も大きな物議」を醸したのは、PK戦における「キッカー西川選手(しかも失敗)」ではないでしょうか?
僕は本来、「PK」におけるGKのプレーを論じるのは好きではありません。なぜなら「PKは止めればプラス評価だが、止めれなくてもGKが批判されるべきではない」と考えるからです。だから、昨夜の試合で西川選手がPKを1本も止めれなかった事に対する批判に対しては、「それは違う」と断固とした声をTwitterでも挙げてきました。※こちらもご参照下さい⇒『【悲報】PKを決められたGKを批判する日本の異常』
けど…。
GKが「キッカーとして失敗」したとなると、ちょっと話が変わってくる。
しかも今回は、西川選手が「自ら志願」してキッカーを務めたという。
もちろんPKは「GKに限らず誰が蹴っても外す時は外す(止められる)もの」ではありますし、「西川選手はキックが上手いから」「昔、天皇杯でもキッカーとして決めていたから自信があった」「ノイアーだってCL決勝でPKを蹴ってる」「他に誰も5番手に名乗り出なかったから」「他の選手は脚がつってたから」…など、いろんな要因があったのは、分かります。
しかし…。
それでもやはり、西川選手はPKを蹴るべきではなかった。
僕はそう思います。
PKはいつか誰かが失敗するもなので、西川選手の失敗も僕は批判する気にはなれません。GKの評価は「PK以外のプレー」でされるべきです。
ただ、批判はしませんが、「PKキッカー西川選手」に関しては、個人的な見解は、ある。
結果論ではなく、その「選択」自体が、どうなのか?
おそらく西川選手自身も、自らPKキッカーを志願した時は、まさかこんな事になるだなんて想像してなかったと思う。
ああなってしまった「要因」は何だったのか?「どうすれば良かった」のか?
ブログやTwitterでは「絶対に書けない」本音で、「6つのポイント」から、切りたいと思います。
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