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損益分岐点を毎日意識する

飲食店経営は取引先への支払いに関しては翌月払いが多い一方で日々売上金が現金で入ってきますので、そのお金だけを見れば儲かったように錯覚してしまう危険性があります。

その為、お金の管理がしっかり出来ないとどんぶり勘定になってしまい、支払いのタイミングでお金が足りなくなってしまったり、当月の現金の売上金次第で先月分の経費の支払いが出来なくなってしまったりと綱渡り的な経営をしているケースも見受けられます。

そのようなことにならない為にも、損益分岐点をしっかりと意識することが大切になります。

損益分岐点とは利益が出る境界線のことです。

一ヶ月単位で認識するだけではなく、一日単位で認識することが大切です。

一日いくら売上ると赤字にならないのかという認識です。

これは日々商いということを認識するということで商売における鉄則のようなものです。

1か月終わってみて、まとめて計算して収支を出すということだけでは不十分であるということです。

・今日はいったいいくら利益が出たのか
・今日はいくら赤字だったのか

ということを意識する、そんな姿勢が大切です。

人件費の変動はあるにしても、基本的には毎月かかる費用はそう大きくぶれないと思います。

大きな出費があってぶれる場合は、それを加味すれば良いのです。

自身のお店の経営数値がしっかりと頭に入っていればそんなに難しいことではありません。

また、食材費は売上に比例して大きくなりますが、原価率はそんなに大きく変動しませんので、原価率ですぐに計算できます。

・日々商いとしていくら利益が出ているのかを意識する
・翌月月初に当月の収支を再計算する

毎月その繰り返しです。

それを継続していけばどんぶり勘定ではなくなります。

商売をする上では当たり前のことですが、これを徹底することが大切です。

そうすれば無駄遣いも無くなりますし、「支払うタイミングになってお金が足りない」という状況も回避できるのではないでしょうか。

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