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あえてやらない

新人教育においてやらせてみるということが成長の近道です。

サラダを作るのも、ピザを作るのも、マニュアルだけ読んでいてもなかなか勘がつかめません。

その為には、教えて、やらせてみて、チェックして、間違いを修正してというプロセスが必要になります。

お客様にお出しするものですので、「ちょっと違うけど、新人だからまあいいか。」ということはありえません。

ほとんどの人は1回では覚えられないので、何度も何度もチェックして修正する必要が出てきます。

これはかなり地道な作業です。

根気もいります。

自分でやってしまった方が楽だし早いのです。

何度も教えてもなかなか覚えないと「もういい、自分でやる」という気持ちも生まれてきます。

自分でやるということは教育を放棄して易きに流れるということです。

我慢して自分でやらずに根気よく教え続け、やらせてみて修正し続けなければなりません。

飲食店における教育とはそういうものです。

やってしまいたい気持ちを抑えて、「自分ではやらない」ということが大切です。

その地道なプロセスを経てようやく一人前になっていくのです。

もちろん中には一回で覚えてしまう人もいますが、これは稀なケースです。

最後に、つい先日参加した「レストランの支配人に学ぶサービスの極意」というセミナーで、私の「教育について意識していることは何ですか」という質問に対しての講師方の回答をご紹介します。

それは「あきらめないこと」です。

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