キッチンとホールの垣根をなくす
飲食店ではキッチンとホールで担当が分かれているケースがほとんどかと思いますが、自社においては基本的には全て担当するというスタンスでやっています。
例えば、同じAさんでもキッチンメインで勤務することもあれば、ホールメインで勤務することもあるということです。
また、キッチンをメインでしながらもホールが手薄の時はホール業務を手伝うといったこともします。
キッチンメインの人もホール側の気持ちがわかるし、ホールメインの人も調理場の気持ちがわかるようになります。
そうなると自然と互いの主張を尊重し合うようになります。
これが大会社だとそう簡単ではありません。
営業部門には営業部門の主張があり製造部門には製造部門の主張がありますが、「両方やってみて」なんてなかなか難しいのではなのではないでしょうか。
そいった意味でも飲食店は互いのコミュニケーションが取れやすく、互いの主張を理解し合えるような運営体制が構築しやすいということになります。
また、垣根なく業務を担当できるので、本人にとっても経験値もあがり能力も高まりやすくなります。
そして互いの気持ちがわかると、自然と思いやりが生まれます。
会社や店舗の運営や経営は単純に技術だけの話ではなく、いかに一つの目的(飲食店であれば「来ていただいたお客様に幸せな時間を提供する」等)に対して協力し合えるかということかと思いますので、その意味でも「垣根をなくす」ということは有効なのではないでしょうか。
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