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NOと言う為にYESを持つ

スティーブン・R・コビィー著「7つの習慣」に表題のような言葉があります。

経営をしていると、様々な場面でNOやYESを言う必要が出てきます。

意思決定の連続と言い換えることも出来ます。

経営していなくても同様でしょう。

人からの頼まれ毎や誘いについつい「YES」と言いがちです。

それは、それ以上に強い「YES」を持っていないからと筆者は言っています。

会社員時代(特に新入社員時代)にはありがたいことに先輩方に良く夜の会食に誘っていただきました。

もちろんありがたくご一緒させていただくこともありますが、結構お断りすることが多かったような気がしています。

「付き合いが悪い新人」と思われていたのではないでしょうか。

ただ、当時の自分はやりたい仕事が沢山あり帰宅してからもパソコンを開いて仕事をしているような日々を送っていました。

その為、無意識の内に「NO」と言える為の「YES」を持っていました。

「会食時間」よりも「仕事時間」が優先していたと言うことです。

自分の中に強い「この仕事を帰宅後もやる」と言う思いがあったので、先輩からのお誘いに対しても躊躇なく「NO」と言うことが出来ました。

ただし、頼まれ毎(自分の担当外の仕事)はなるべく断らないようにしました。

それも「仕事」と捉えていたからです。

そして、そのような仕事に対する姿勢を見てくださっていたので、NOばかり言っていた空気の読めない新人でしたが、その後もとても良くしていただき、今でも多くの先輩方とお付き合いを続けさせていただいています。

ただ、「飲食店を経営する」と報告した際は、多くの方に「向いていないのではないか」「大丈夫か」と心配されたものです。

自分の中に「NO」と言えるだけの強い「YES」があれば、「NO」と言いやすくなります。

そして「NO」と言うことにより、相手との関係が悪化することはありません。

自信を持って「NO」と言う為に、それ以上に強い「YES」を常に持っておくことをお勧めします。

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