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新卒飲食起業で失敗しない方法②

一昨日の投稿で「新卒飲食起業で失敗しない方法」として下記の5つのポイントについて簡単に説明しました。

①初期コストを抑える
②小規模店舗でスタートする
③まじめにコツコツ休みなく働く(無駄遣いをしない)
④来店してくれたお客様に画一的ではないちょっとしたサービスをする
⑤日々の損益計算をきちんと行う

今回のその中の1つ目のポイント「①初期コストを抑える」について解説していきます。

飲食店舗は一般的に0から内装設備を作り上げる「スケルトン物件」と既に営業していた店舗をそのまま引き継ぐ「居抜き物件」の2通りに分かれます。

「スケルトン物件」は厨房機器を揃えたり、内装を作り上げたりしなければならないのでかなりお金がかかります。

一方「居抜き物件」は既に営業できる状態になっているケースがほとんどなのでそのままお金をかけずにスタート出来る物件です。

しかしながらラーメン屋からイタリアンへ等と業態が変わるとそれなりに改装費がかかります。

その為、ラーメン屋をやりたい人はラーメン屋の居抜き物件を、イタリアンをやりたい人はイタリアンの居抜き物件を取得するのがコストを抑えるコツです。

しかしながら、そんなに都合よくいくとは限りません。

出店したい場所に、他業態の居抜き物件が出ていることもあります。

そういった場合は、客席や内装をそのままでキッチンだけ必要最低限改装するのも一つの手です。

居抜き物件で良く見られる傾向は、内装等にかなりお金をかけてしまうケースです。

やはり店主(経営者)のこだわりが強いのでしょう。

せっかくの居抜き物件をこれまでとは全く違うお店に作り替えてしまうのです。

作り替える度合いが高ければ高いほどコストがかかります。

コストがかかれば、運転資金も減り、回収コストも高くなり、結果その分だけ経営が苦しくなるということです。

内装や設備や備品(食器類等)にこだわる人がいますが、そのようなこだわりは新卒飲食起業段階では不要です。

お客様はそんなことを望んではいません。

まずは美味しい料理と心のこもったサービスがあれば良いのです。

それがあれば居心地が良くなります。

内装は関係ありません。

過去に営業で来ていたわけですから、何も手を加えなくても、看板だけ変えれば、そのまま営業できるはずです。

まずはそれでスタートしてみることです。

儲かったらそのお金でお店を良くしていけば良いのです。

繰り返しになりますが、1店舗目では余計なこだわりは捨てることです。

しかしながら、人は1店舗目だからこそ余計なこだわりを取り入れたくなってしまいます。

それを断ち切ることです。

こだわりをお店に反映させたければ、2店舗や3店舗目でやっても良いのです。

実際にやってみてわかることが多々あります。

やってもいないうちに自分のこだわりをお店に反映させて、コストをかけるのは賢いやり方ではありません。

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