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お客様の物語に想いをはせる

お店に来店するきっかけはお客様により様々です。

前を通ってたまたまふらっと入ったというお客様ももちろんいますが、今日はこのお店で食事をしようと前もって決めてくる場合もあります。

また、決めている場合でも予約するケースもあればしないケースもあります。

いずれにせよ、ふらっと入る場合を除いて、XX日はこのお店で食事をしようと決めた時点で物語は始まります。

「ああ、XX日はいよいよ楽しみにしていたあのお店で食事ができる」

「いよいよ明日(今日)はあのお店で食事の日だ」

「大好きなあの人に、あのお店の料理を食べさせたい」

「あのお店のあの料理をようやく食べることが出来る」

等お客様の想いは様々です。

但し、共通して言えることは、そのお店に「期待している」ということです。

その意味ではそのお店で食事をしようと思った時点からお客様の中の「物語」は始まっているのです。

そして実際に来店した後は、そこで期待通りもしくは期待以上の時間を過ごせたかどうか。

もしそこでの時間を幸せに過ごすことが出来れば、その後の(店を出た後の)時間も幸せな時間となります。

「ああ、幸せな時間だったな」と余韻に浸りながら(幸福感に包まれながら)1日を過ごすことが出来ます。

逆に期待を裏切ってしまうような結果だと、その後の時間も台無しになってしまいます。

嫌な気分(悔しい気持ちや残念な気持ち等)を引きずってしまうということです。

その意味では、そのお店に行こうと決めた時点から、退店後もしばらくの間は(この期間はもちろんお客様により個人差はありますが)目的のお店はお客様に影響を与えているということになります。

これはお客様の中の物語とも言えます。

お客様がお店にいる時間だけでなくその前後を含めた「お客様の物語」にまで想いをはせる。

そんなお店でありたいと思っています。


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