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観光客だけが行く場所ではない?!  買物に疲れたら、五感を感じる東郷神社でリフレッシュ♡

”東郷神社”と聞くと、皆さんは何処にこの神社があるか想像できますか?もしかしたら、改めて調べたり、友達に誘われたりしないと行かないかもしれません。東郷神社の住所は、”東京都渋谷区神宮前1-5-3”です。そう、原宿にある由緒ある神社なのです。私も原宿へ行くときは、いつも買物がメインの目的であることが多くて、お気に入りのショップの目移りしながら巡ったとしても、原宿に神社参拝をするという発想は浮かびませんでした。きっと多くの方がそうなのでは?!今日は”東郷神社”を五感を感じながら紹介したいと思います。

東郷神社とは?

東郷神社は、東郷平八郎の命を祀っている神社です。東郷平八郎の「至誠(まごころ)は神に通じるという言葉にあるように、その一生を貫かれた御徳を後世に残して欲しいとの国民の声を受け、浄財(寄付等)によって創建されました。”至誠”・”強運”・”勝利”・”縁結び”の神様として崇敬を集めています。

触覚》《嗅覚》都会の喧騒から離れ、神聖な安らぎを味わう

まずは、東郷神社の雰囲気を存分に味わいましょう。入り口はいくつかありますが、やはり正面である明治通り側からが王道と言えます。正面から入れば、神池を通っていくことで、こころがホッと落ち着いた状態でお参りができるのでオススメです。神池にも水交神社鳥居がありますし、何より緑が生い茂っていて、緑の青さを香りで感じることができるので、森林浴をしているように気持ちの良い空間です。気づいたら原宿界隈にいることを忘れてしまうくらいです。

ちなみに、買物をしていて、ふと東郷神社に立ち寄りたくなった方には、竹下通りの小路から入ることもできます。原宿駅から竹下通りを歩いてくると、左手側に細い道があります。目印は、クレープ屋さんですが、少し覗くと”ニンジャトイレ”の看板が見えますので、勇気を出して曲がってみましょう!看板の右側を進むと別世界。東郷神社の敷地内に入ることができますよ。

きっと紅葉も綺麗だと思いますので、お散歩好きな方や買物も観光も楽しみたい欲張りな方も、ぜひ立ち寄って欲しい場所です。

《聴覚》水の音を奏でる鯉を感じる

神社によっては、神使としても扱われることがある”鯉”。ここ東郷神社でも、神池にはたくさんの鯉たちが泳いでいます。見た目にも鮮やか(視覚)ですし、鯉が泳いでいる時や跳ねる時の音は、耳に心地よさを与えてくれます。この日も、幼稚園帰りの子供たちが鯉と戯れている様子が印象的でした。(※東郷神社敷地内に幼稚園があるようです)神池にかかる橋は、八つ橋の形状をとっており、橋の途中で立ち止まり、角度が変わる度にそれぞれの風景を楽しむことができる構造。風景とともに音でも堪能したいですね。

《視覚》美しさに圧巻!豪華な社殿と家紋に秘められた勝利の思い

いよいよ社殿に向かいます。社殿は立派な造りで、迫力さえ感じます。参拝はできますが、ご祈祷や神前挙式でないと入れないようです。日本伝統的な神前式の列が通ることもありますので、こうした行事も目に鮮やかですね。その横には、”海の宮”という海軍・海事・水産関係者等の諸霊を祀った場所もあります。ここも見事な面構えで、重厚な扉には東郷家の”蔦の葉”の家紋が。(※写真は、海の宮です)

拝殿や海の宮もさることながら、他の神社ではなかなか見かけないもの。それは”家紋”でした。神門扉に存在感ある家紋は、東郷家の蔦の葉と十六八重菊が組み合わさったものだそうです。(※写真は、海の宮です)

それと象徴的なのが”必勝祈願幟”。これは、日露戦争の勝利した際に旗艦「三笠」に掲げていたZ旗と、東郷神社の社紋で繁栄の意味を持つ蔦の葉を入れた縁起の良い幟。社務所で申し込めば、勝利を祈願して名前をいれることもできますので、ここぞっ!という時には勝運を祈願してモチベーションアップ!

《味覚》こだわりの味覚♡原宿で地産地消?!    東郷蜂みつで感じる日本文化

東郷神社に隣接する「東郷記念館」。結婚式場としては有名だが、普段なかなか足を踏み入れる機会がない場所だが、静寂に包まれたラウンジでは、神池を眺めながら、原宿で採れた”東郷蜂みつ”のデザートをのんびり楽しむのはいかがだろうか?”アローカナ卵のプリン~東郷蜂みつ~を添えて”は、まさに食欲をそそる。ぜひハーブティーと一緒に食してみたいものです。原宿界隈にくらべお洒落過ぎるこの空間へは、私自身も訪れ、味わったことはまだありません。次回はリベンジトラベラーします♪

他にも、東郷平八郎のゆかりの地である薩摩で育った”薩摩うなぎ”を使った「薩摩うなぎの勝御膳」はとても興味があるメニューの1つ。「肉じゃが御神米御膳」は、東郷平八郎がイギリス留学の際に食べたビーフシチューが忘れられなくて、部下に艦上食として作ることを命じたものが”肉じゃが”と言われている。ちょっとムチャぶりではあるが、それだけビーフシチューが美味だったのでしょう。

どうでしたか?東郷神社だけでも五感を感じ楽しめることが分かりましたね。日本には、日本人が五感で感じ、育んできた場所や行事、事柄や生活がたくさんあります。これからも、津々浦々訪れて日本の魅力を発信していきます。

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