見出し画像

花笑む季節とLUMIX

宵月絃

LUMIXG100を約半年間お借りし、noteでも月に一度撮り溜めた花や風景を綴ってきました。ここだけのお話、載せきれないほどの花写真がフォルダの中は詰まってたりします。眺めているだけでも幸せな気持ちになる写真ばかりです。
今回のnoteにはお気に入りの写真を７枚と、改めて感想など書かせていただきました🐈🌙

プロフィール

宵月絃（yoiduki ito）
季節の花を眺めながら、透明感ある繊細さや儚さを表現するのが好き。気まぐれに愛猫たちも写している、猫好きのひとり。

写真紹介

『春眠』
『一粒の涙で青い花が咲く、春の絨毯』
『恋の訪れ、梅雨の恋、青に綴れば』
『哀の心情』
『命短く水面に微睡む儚さ、水鏡の夢』
『物思い耽る、猫の午後』
『あなたに逢いに行くなら何処までも』

テーマ

『花笑み微睡む、季節の栞』

春から秋にかけての約半年間、花を訪れるたびLUMIX G100を連れて歩きました。改めて日本の四季は美しいと実感しましたし、特に春から夏頃にかけては私の好きな花が咲きます。何枚シャッターを切ったかも覚えず、ひたすらに花を愛でた記憶と思い出を振り返りながら、今回特に印象に残った写真を選びました。

花は毎年咲きますが、その儚さは期限付きが多く見頃には多くの人の心を癒してくれる存在です。花は人を選ぶことなく、訪れた人に美しく咲く姿をお披露目してくれます。目で見ることはできなくとも、香りや質感を通して姿を伝えてくれます。そんな花の咲き誇る姿から枯れて朽ちていく姿も、季節の便りを綴るように愛おしく、来年に心を向かせてくれるのです。

朝の光、午後の光、夕暮れ時に差し込む太陽の色、花は天候や時間でそれぞれ様子を変えていきます。季節が変われば自然と衣替えをするように、次の花が順番に知らせを届けてくれます。空を見上げることさえ難しく辛い日々があっても、地面には花の散ったカケラや雨で落ちてしまった花びら、足元に広がる色とりどりで背丈の低い花、何気なく水面を眺めて見つける花の姿。笑っている人の場所だけじゃなく、心の余裕がない人の景色にも映り込んでくれる花の姿は特別で、『ありがとう』と呟いてしまうのです。

そんな日々感じている頭の中の気持ちを、季節と共に写真を並べてゆきたいと思い、花の咲き誇る春の風景や紫陽花のように枯れても美しく感じる瞬間、花を訪れる人間以外の訪問者や、一枚だけ愛猫の可愛い瞬間も添えてみました。花の絨毯をみると陽だまりのなかで眠りたくなる心地よさを想像したり、道端に咲く花をカメラで写すと物語の中で出会ったような気持ちになったり。話せば長くなるほどには好きなのだと思いました。

そういった『好き』を思い返すとき、記憶に挟んだ季節の栞を何度も見つけてゆくのだと。

LUMIX G100を使って感じたこと

LUMIX G100が届いた日、とてもコンパクトな大きさだというのが第一印象でした。写真が好きでも、機材には疎くもう少しがっしりとしたカメラの方が画も綺麗に仕上がるのでは…なんて事を正直なところ思ってしまった自分がいました。でも、そのような考えはすぐに泡になっていきます。使い続けるほどに、このカメラが欲しいとさえ思ってしまったので初日の自分にそっと教えてあげたいくらいでした。

私のお気に入りの組み合わせは『LEICA DG NOCTICRON 42.5mm / F1.2 ASPH. / POWER O.I.S.』です。

マイクロフォーサーズとは思えないほど綺麗な写りにも心が躍りましたが、このレンズとの組み合わせにより花の繊細な部分から儚さ、朽ちていく姿を日々残したいと思う時にこの組み合わせはピッタリでした。
中望遠を初めて使う機会となったのですが、F値が１.２と小さいので朝から夕暮れ時まで使えてしまいます。また、背景のボケがたまらなく好きなのと光ボケが可愛くて、撮れば撮るほど表現に飽きが来ないのも好きな理由のひとつでした。花を風景と一緒に残すのも好きですが、自分が花を表現の一つとして写したいと思う時、寄って撮影することや主役にしたい花だけを印象的に残したいと思うことも多く、それをイメージするまま創作をするように撮影できたのが楽しくて仕方がなかったです。

写真だけではなく、動画で残したい日があったのでせっかくならばと使ってみました。

動画に音楽はつけていないので自然の音で溢れているのですが、この時園内にはアナウンスの声も響いていました。撮っている時、アナウンスの音が雑音のようにはいってしまうのでは…と心配してしまったのですが、カメラから読み込んでみると鳥の声や風の音が流れ込んできて心が一瞬にして踊りました。
コンパクトなのに写真も動画もイメージ通りに仕上がるのが楽しいと純粋に思いました。

最後に大事なお知らせです🐈🌿

このnoteはSTILLUMIXのアドベントカレンダー企画となっております꙳ 𓇬 ☽

そしてこの度、STILLUMIXが写真展を開催します。
STILLUMIXは「LUMIXの写真機としての魅力を多くの方に知っていただきたい」という思いから発足したプロジェクトです。
今回わたしの中のテーマを８枚組で表現したので、このノートで７枚、現地で１枚をみていただければ嬉しいです🌙︎︎.*·̩͙

ご興味のある方は、ぜひ足を運んでみてください。

▼展覧会名
Photo Creation by STILLUMIX

▼会期
2022/7/16〜2022/8/14　11:00〜19:00
イベント・・・2022/7/16(土)・17(日)

▼休館日
月曜日

▼会場
LUMIX BASE TOKYO
東京都港区南青山2丁目11-17第一法規ビル1F

▼詳細URL


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか？