2018年4月の記事一覧

IT×医療「わんわんラジオ」より:画像認識とCT/MRI

人は画像を視覚的にとらえることができます。

しかし、コンピュータには目はついていないので画像をデータに変更してとらえる必要があります。

そのとらえ方とは、ピクセルであらわされるいくつもの箱を倉庫一面に並べておいて、その箱の中に色・彩度などの情報を入れるというものです。

箱の数が多ければ多いほど、画像としてはクリアになりますが、データ量が大きくなり画像の解析にかかる時間は多くなってしまいます。

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IT×医療「わんわんラジオ」より: 花粉症の薬をどこでもらうか?

花粉症はアレルギーであるため、花粉に感作されると年をとってからも発症する可能性があります。

予防としては、花粉症ではないとしてもマスクなどを着用し、花粉になるべく触れないようにすることが大事です。

しかし、もし万が一なってしまった場合どこで薬をもらえばよいでしょう?

一つは病院に受診して、診察を受けて薬を処方してもらう方法です。

花粉が原因でない場合も、アレルギーのスクリーニングで調べるこ

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IT×医療「わんわんラジオ」より: サーバーの死活監視と高齢独居の孤独死

サーバーが落ちたかどうかを確認することを「死活監視」といい、これまでは人的にそのページに飛んで落ちているかどうかを確認していました。

今は、その死活監視をプログラムで自動で確認するものがあります。

「1秒間に何回そのホームページにアクセスする」というプログラムをつくって、そのサーバーがいきているかどうかを確認できるのです。

医療では、病院や在宅ケアにおいて「死活監視」の役割を病棟の看護師さん

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IT×医療「わんわんラジオ」より:カナリアテストとリボンモデルと治験

わんわんラジオ第3回から。

カナリアテストとはシステム開発において、ユーザー全体の一部にのみ新しい機能を割り当てること。

炭鉱において有毒ガスが出ていないかどうかカナリアを用いて確かめたことになぞらえている。

一気にはじめて失敗したときのリスクを抑えつつ、PDCAを回す仕組み。

家を建て替えるときに、一部だけリフォームするイメージ。

リクルートにおけるリボンモデルも、小さく始めてPDCA

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IT×医療「わんわんラジオ」より:システム開発と医学生教育の共通点

わんわんラジオ第3回から。

システム開発の4ステップは、ざっくり

①仕様(設計図を作る)

②開発(プログラミング・ごりごりコードを書く)

③テスト(ユニットテストと統合テスト)

④リリース

システムはパーツの組み合わせであり、例えばツイッターは ①ツイートする機能 ②タイムラインをみる機能 ③画像をだす機能・・・などの組み合わせになっている。

車に例えると、タイヤ・ドア・エンジンなど

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IT×医療「わんわんラジオ」より:現実のものづくりとシステム開発の大きな違い(書籍とnoteの違い)

わんわんラジオ第3回のエンディングトークより。

普通の製造業は、作って人に届けたら、もういじれなかった。

作った子供には旅をさせよというイメージ。

カスタマーサポートのみでしか携われなかった。

でも今はツイッターなどのWEBサービスは、新しい機能をどんどん追加できる。

リリースした後の運用に手を加えられるのが、システム開発が既存の製造業と違うところ。

コアとなる部分を先にリリースして、

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IT×医療「わんわんラジオ」より:TDD(テスト駆動開発)と専門医制度

わんわんラジオ第3回より。

システムを作るときに、先にクリアするべき条件を定めておいて、それにむかって開発を進めるのが、TEST DRIVEN DEVELOPMENTです。

テストに通るようにシステムを作るというのは、システムの資格試験みたいだと感じました。

医療界も今、専門医制度を見直そうとしています。

いままでは勝手に手をあげて人があつまれば学会を作れて、専門医を設定できていました。

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