私が言うのもなんですが(第12号編集後記)
ウィッチンケア第12号、予定どおり毎年恒例の《すべての寄稿者/作品紹介》〜編集後記へと辿り着きました。...ここまで長かった、というのが率直な感想。今号はかなり早めに制作準備を始めまして、まずデザイナーの太田明日香さんと最初の打ち合わせをしたのが昨年9月20日。その後、約1ヶ月かけて写真家が白山静さんに決まり、初打ち合わせが11月6日。併行して寄稿者とのやりとりがあり、前号の32名から10名増の42名と決定したのが大晦日の紅白歌合戦の最中だった記憶あり。あっ、10月〜年末にかけては全国の(おもに独立系)書店様にも、見本誌持参(or送付)でお声がけさせていただきました。
全体の作業量は増えたはずなのに、終始楽しかったんですよね。私はルーティンワークが苦手で落ち着きのない性格だと自認していますが、今号に関してはそれが良い方向に出たのかもしれない。結果、これまでで一番「売れている号」にもなっていそうです、おそらく、きっと(今年10月に取次と精算をしてみないと正確にはわかりませんが)。
前号の編集後記をいま読み返すと、けっこう愚痴っぽい。まあ、今号でもほぼ同じ状況での作業だったものの、それでも開き直れたというか、やれることをやってみるしかないと思えたというか...ちなみに昨年“(その女性とは〜中略〜いまは「怪しいヤツ」とは思われていない、と思う)”と記したかたの作品は、今号にしっかり掲載されています。一喜一憂せず「時間をかける」ことも大事だな、とあらためて思いました。
明日(6月1日)には《ウィッチンケア第12号のまとめ》をブログ(&note)にアップします。ぜひ、アクセスしやすいかたちにした《寄稿者/作品紹介》のあちこちを読んでみてください。私が言うのもなんですが、小誌は個人主宰誌なので「私がおもしろいと思った作品」しか掲載されていません。ですので、もし42名(42作品)のうちの誰か(あるいはどれかの作品タイトルetc.)に気持ちが動いて小誌を手にしたかたでしたら、それは私と同種のリアクションなので、ぜひ他の(できれば「全然知らない」)寄稿者の作品を読んでみてください! きっと、かなりの確率で「新たな良い出会い」になるはず。そしてまだ小誌を手にしていないかたには...ぜひぜひ下記のリアル店舗やAmazon等のネット書店で入手してくださいね。
引き続き今号の読者を増やすための活動を続けます。同時に、どんな次号がつくれるのかを考え始めます。次号を出せるとしたらVOL.13...「13」という数字をおもしろがるようなことができないかな、なんて、元来編集者気質の私は校了後すぐに思いを馳せていたもののそれをぐっと封印して「第12号を知ってもらうこと」「第12号を売ること」に注力してきましたが、ここからは二刀流で先に進みたく存じます。...なにはともあれ、みなさまウィッチンケア第12号をどうぞよろしくお願い申し上げます!
でっ、テキストだけの後記ではなんとも味気ないので今回もなにか1曲...最近は新しい曲に疎くなっていまして、もう初心忘れるべからず、みたいなのにしまーす。小誌創刊の動機でもある、これ。