アレンジとは神降ろし ”A.Piazzolla by Strings and Oboe”の聴きどころ
1.ピアソラが、もしクラシックの作曲家として生きていたら
クラシックの作曲家になろうとしてなれなかったピアソラ。それがもし、今、生きていてクラシックの曲を書き続けていたら?
2.アレンジ〜神降ろし
僕にとってのアレンジは作曲家の思い残したものを読み取り想像し、僕の肉体を「依り代」として現代に再創造する行為として捉えていて、
そのために毎回アレンジする曲だけではなく可能な限りその作曲家の作品を聴きスコアを見て、関連する伝記と書籍を読み漁っている。そして僕の精神に再構築された作曲家と対話をしてアレンジを行う。
大好きなピアソラ
3.音が吸い込まれるような日本音響エンジニアリングのスタジオ
いつもの大賀ホールと違い、Acoustic Grove Systemにより放たれる音が吸い込まれるようで実際の大きさより広く感じるスタジオ。
ドライで楽器の音がより生々しくダイレクトに伝わる録音になっています。
アルバム情報
こだわりの録音手法で実現した最高の音質! A.Piazzolla by Strings and Oboe 好評配信中
“ピアソラが『古典』になった瞬間(とき)!” 東京交響楽団のメンバーを中心とした若きヴィルトゥオーゾ達が奏でる「オブリビオン」「アディオス・ノニーノ」・・・『A. Piazzolla by Strings and Oboe』 UNAMAS Piazzolla Septet amazon.co.jp
e-onkyo / moraよりDSD11.2MHzフォーマットで7アルバム配信中
アレンジを担当したアルバムが、中国ソニーセレクトにて2018年下半期・2019年上半期ベストアルバムに多数ランクイン
アレンジを担当したUNAMASクラシックシリーズ・ドイツHIGHRESAUDIOよりグローバル配信中
Music-Video 4K
4.作曲家はフーガに魅了される
スコアの作曲家はなぜかフーガに魅了される。放たれる音は非常に難解になるがスコア上の情報量は格段に増し、作曲家の満足感は非常に高いためか?
6トラック目のFugataは前々作バッハ「フーガの技法」や次回作チャイコフスキー 「フィレンツェの思い出」のフーガ楽章にも繋がっていきます。比較して聴くと作曲家により全く違うので興味深いです。
【HPL9】A.Piazzolla by Strings and Oboe
エピソード〜人の嫁*にプロポーズ
情熱ゆえのものだろうけど、ピアソラが人の奥さんにプロポーズをして、旦那と別れさせようとして、そしてゴシップ誌に扇情的な記事を書かせて、揉めに揉めた逸話は「苦笑い」しかない。
アレンジ楽譜ダウンロード
以下有料部分には、このアレンジの楽譜PDFへのURLリンクを載せています。
・A.Piazzolla by Strings and Oboe のスコアとパート譜
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