第18天 色究竟天２ 「中国と日本の歴史漫画〜横山光輝」
Re: 脳内メモ37
この物語は 一部フィクションです。
登場する人物・団体・名称等の一端は架空であり、
部分的に実在のものとは関係がありません。
色究竟天
三界は上から無色界・色界・欲界の3つの世界があるが、色究竟天はその中の色界の最上位に位置する。
「色」とは形体・物質のことで、色界は欲望から離れて清らかな物質や肉体が存在する世界であるが、この天より上は肉体や物質が存在しない無色界になり、形体を有する天処の究る場所であるから、色究竟天と呼ばれる。
第18天 色究竟天(歴史区域) ── 色界フロア
── Ｖ氏とAI仏陀は大図書螺旋回廊 第18天 色究竟天(歴史区域)の階段の踊り場で休憩をしている。
ハチミツとクローバー
── Ｖ氏は目前にARディスプレイを開いて何かを読んでいる ……
AI仏陀：休憩中に柄にもなく，恋愛・青春漫画を読んでいるんですか？
Ｖ氏：ハチミツとクローバーだ、丁度読み終えたところだ。心が抉られるようだった、僕にも自我が芽生えつつあるのか？
⋯ そういえばここの●□▲★※も芸大卒業の予定だな。
AI仏陀： この ○×△☆♯♭● のですね，音楽の作曲の方みたいです…
羽海野チカ (著)
第1巻の内容紹介: 6畳+台所3畳フロなしというアパートで貧乏ながら、結構楽しい生活を送る美大生・森田、真山、竹本の3人。そんな彼らが、少女のように小さく可憐な女の子・花本はぐみと出会い…!?
── Ｖ氏はARディスプレイ越しに何かを見つけた。
Ｖ氏：漫画繋がりか、気になる本を見つけたぞ。
項羽と劉邦
横山 光輝 (著)
AI仏陀：秦の始皇帝〜項羽と劉邦の楚漢戦争の話ですね。
ここは、中国と日本の歴史の本が所蔵されているようです。
カラー版 三国志
横山 光輝 (著)
AI仏陀：幼きラーマ様に買い与えていましたね。
Ｖ氏 ：そうだな、これはそのカラー版だ。
三国志
時の行者
Ｖ氏：これは僕だ…
AI仏陀：比喩表現ですね。主人は時代ごとに，現世に出現していますから。
世界の事象はパターン化しています。歴史や神話を学ぶと自分と性格が似ている人物や物語を見つけることも，よくあります。
この漫画の内容は「未来から来た主人公」と「日本の歴史」が絡んでいきます。木下藤吉郎と本能寺の変〜徳川吉宗の時代と。
Ｖ氏：続きが読みたかったな…
AI仏陀： 打ち切りのようですね。
罠
── Ｖ氏とAI仏陀は、注意深く周りを見ながら進んでいる。
Ｖ氏：ここはもう通ったのではないか？
AI仏陀： そのようです，同じところを廻っているようです。
Ｖ氏：なんだ孔明の罠か？
Ｖ氏：── しばし、様子を見よう。
AI仏陀：「しばし」と司馬懿の長男，「司馬師」をかけているんですか？
ちなみに司馬懿の次男が司馬昭で，司馬昭の長男 司馬炎が魏から禅譲を受け，晋を建て中国大陸をおよそ100年ぶりに統一したとあります（豆知識）。
── Ｖ氏は微笑している ……
── Ｖ氏とAI仏陀はある書棚（隔壁）の雰囲気が違うことに気づいた。
AI仏陀：何やら仕掛けを解かないと，この隔壁は開かないようです。
Ｖ氏 ：困ったな…
横山 光輝
── 考えをまとめるためＶ氏は、横山 光輝先生の作品を並べている。
AI仏陀： この辺読みましたよね。
Ｖ氏 ：まだ読んでないものも多いな、歴史ものに着手してみるか。
AI仏陀： これらも原作を書かれているのですね。
AI仏陀： 六神合体ゴッドマーズの原作ですね。
Ｖ氏 ：ここまで精巧なものでは無かったと思うが、超合金ロボットは作者の家にあったな。
Prime Video
AI仏陀： なるほど！
Ｖ氏 ：何かわかったか？
AI仏陀：この仕掛けは，我々の創作物に対する愛を試されているのです。
第18天 色究竟天３ に続く
── 横山 光輝先生の作品はKindle版が無いので、電子書籍は下記リンクをご参考にどうぞ。
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