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脳内メモ48「黒猫 と ご主人〜SF小説」

この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・名称等は架空であり、
実在のものとは関係がありません。

る日、黒猫が珍しく、SF小説を読んでいた)

一所懸命いっしょけんめい、肉球でページめくり、猫の何時いつれたハナが時折ときおり紙面にれつつ、緑色の目で文字を辿たどっている)

これ "ぼく""ご主人" みたいな お話が書いてあるよ

そうなのかい、黒猫)

ぼくも ご主人とは "相棒"

勿論もちろんだよ)

ご主人も "お酒" 好きだよね?

たしなむ程度にはね)

ぼくは "ジンジャエール" 飲めないな

そういえば、君は乳酪ミルクが好きだったかい?)

さあ? そういえば ぼくの 後代に 

"とうもろこし"が 大好物の "茶トラの猫" がいたよね?

たね、軸付じくつきの玉蜀黍とうもろこしを見ると大喜おおよろこびで、その穀粒こくりゅうかじりついてた。僕が勉強をしていると、鉛筆にじゃれついてきたものだ。彼女は天寿てんじゅまっとうして、僕にいろんなことを教えてくれたよ)


ぼくは "どこかに" 行ってしまって ごめんね…


いんだよ、れからはずっと一緒だ)

これから ずっと "いっしょ" だね



ロバート・A・ハインライン (著), まめふく (イラスト), 福島 正実 (翻訳)

第19話

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