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UNAMASクラシックシリーズの聴きどころ

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ウナマスレーベルのUNAMASクラシックシリーズのアレンジと録音編集を継続的に行った中で、感じたことやアルバムの聴きどころ。
作曲家 土屋洋一なりの編曲時の過去の「大作曲家たち」へ向き合い方がつづられています。 楽譜を通じ…
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#ヴィヴァルディ

無為自然〜「何もしないをする」ViVa The Four Seasonsの聴きどころ

1.困難UNAMASレーベルでの制作は当初困難を極めました。  まず、僕自身大学を卒業したてで、とても未熟であったし。クラシック演奏者は音響エンジニア界の人物や、最新の音響テクノロジー(ハイレゾやサラウンド)のことを知らず。 また音響エンジニアはクラシック界のしきたりやスコア制作のことをよく知らないので。 狭間に立たされる「音響の勉強をしたクラシックの作曲家」は説明するのが大変でした。打ち合わせやリハをボイコットされるなど、今でこそ「わらい話」で話せますが。 2.無為

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アレンジを担当したヴィヴァルディ四季 「The Four Seasons」の聴きどころ

リリース中の「The Four Seasons Antonio Vivaldi」の僕なりの聴きどころ 1.ソロ楽器としてのヴィオラ、チェロ 弦楽四重奏奏者が各ソロパートを担当しオーバーダブで録音、作曲当時(300年以上前)は伴奏が主だったヴィオラ、チェロが現代においてはソロ楽器として確立されていることの証明。  ヴァイオリンの為に書かれた夏秋のソロパートをヴィヴァルディの楽器法の意図をくんで編曲し如何に違和感無く聴かせるか。 2.むき出しになった「四季」の姿 通常ならば

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