フィルター
僕ら音楽を発信するものにとって、それがいい形でリスナー(受信者)に届くことを祈っている。
商業ベースになると、僕ら発信者と受信者の間にいろんなものが介在してくる。
それはレコード会社だったりプロダクションだったりメディア(雑誌、TV)だったり。
それが一つのフィルターになるわけだ。
フィルターがかかるということは、つまりそこで「色づけ」されるということ。
この「本来」のものをより良く見せるためだったりすることがほとんどだが、
場合によっては発信者の意図していることとは違った方向に向かってしまうこともある。
人間関係もそう。
間に人が入ると余計ややこしくなることの方が多い。
本来は間に人が入ることによって、こちらが「守られる」というはずなのに
その真逆になってしまうことすらある。
それは、そこに本人以外の「主観」が介在するからだ。
ギターのエフェクターを「フィルター」と例えるなら、オクターバーは実音の他にオクターブ上や下の「虚」音を、ディストーションだったら音全体を歪ませ、コーラスだったら、音を滑らかに。。。。とか、フィルターの種類によって「実」に存在しなかったものが生まれる。
「フィルター」は使いよう。
これからの自分のソロ活動はできるだけフィルターを通さずに「バイパス」または「ドライ」でいきたいものだ。
(2008年02月26日)
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