【映画レビュー】飛び出す 悪魔のいけにえ レザーフェイス一家の逆襲

みたところ・ネットフリックス

あらすじ
悪魔の一家、ソーヤー家から逃げ延びたサリー・ハーディスティ。彼女の証言により1時間後、自警団が一家が立て籠もる家を襲撃、全焼させる。焼け落ちた家屋から一人の赤児が助けられ、自身の出生を知らされることなく育てられる。
20年後、成長したヘザーの元に一通の手紙が届く。その内容とは、身に覚えのない祖母からの遺産相続の話であった。

この作品、3D映画なので劇場公開時のタイトルに「飛び出す」が付いているのですがネット配信では付いてません。でも悪魔のいけにえ2と混同しそうなので、当方ネット視聴ですが便宜上付けさせていただきます。
肝心の内容ですけれど…お察しください()

よかったところ

・凄惨なシーンの容赦ない描写
スプラッター映画なので、この描写が気合入ってた点はよかったなと思います。人間の胴体が真っ二つになるところをしっかり映したりと非常にグロいんですけど、悪魔のいけにえシリーズの、ストーリーはメインじゃないという性質を考えるとそれで合ってるかな。3D映画を意識した、画面に向かって武器を投げる等迫力もありました。

・あふれる初代へのリスペクト
冷蔵庫からドーン、とか鉄の引き戸バシーン、とか、このシーン初代で見たぞ!という箇所が多かったです。初代を見た人へのサービスというか、踏襲が強いなと感じました。お馴染み肉フックもしっかり登場。シーンごと丁寧に作ってあるなと感じましたし、驚かすポイントも押さえていて恐怖演出は良かったです。

逆によくなかったところ

・中盤からの超展開
序盤はさくさく物語が進むのですが、レザーフェイス登場後あたりから「それはおかしいぞ」とツッコミたくなる状況多発でした。なんでサーカス??祖母埋葬されてないの??なのに手紙預かってんの不思議すぎない??ヘザーその行動マジか??などなど…。特オチに一番ツッコミ入れたいです。殺人鬼をかばってどーするの。

・登場人物全員の行動に納得いかず
ひとことで言うとほぼ全員ゲスい。ヘザーの彼氏はヘザーの友達と寝てるし、その友達は言うまでもないし、友達の彼氏は唯一マトモだけど序盤で死んでしまう。その他街の人たちは冒頭の回想シーンで一家焼き討ちしてるし、警官は良い人っぽいけどレザーフェイスの存在を肯定。そして主人公ヘザー、なんと町長を殺す手助け。レザーフェイス殺人鬼だけどいいの??

総括

そこまで悪くはないけど、面白いとも言いがたい…というのが正直な感想でした。でもレザーフェイスは超常的な殺人鬼ではなく単なるキチだという描き方は初代踏襲してて好きです。何とも言えない可愛さすら感じます。それ以上にオチのぶっ飛び感が気になって仕方がなく、見終わってからモヤモヤしたのも事実で。うーん…やっぱ微妙かもしれない…。

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