【映画レビュー】●REC

見たところ:TUTAYAレンタル

あらすじ
地方局のキャスターとカメラマンは、消防士の密着取材のために消防署を訪れる。始め和やかに取材を進めていたが、通報を受けて消防士とともにあるアパートへ向かった。そこで待ち受けるのは惨劇とも知らずに……

ホラー映画好きの方が必ず挙げる作品の一つで、タイトルだけは聞き及んでいたのでずっと見たいなと思っていました。
実際見てみると、確かにこれは怖いし面白い!多くの人が絶賛する理由に深く頷けました。

よかったところ

・一人称視点での臨場感がマッハ
「何があっても撮り続ける」がキャッチコピーの通りこの作品はロケを行なった際に回っていたカメラ映像を見ているという設定なので、視点がカメラの一人称、ゆえに手ブレなどがそのままです。臨場感、緊迫感が直に感じられて恐怖を煽ります。カメラの死角に何かいそう…と考えるだけでぞわぞわしますね。

・未知の恐怖を煽る演出
この映画、最後まで何が起こったか不明です。断片的な情報は出てくるのですが核心には触れません。ただひたすら封鎖されたアパートに閉じ込められ、謎の感染症と抗い続けなければならない、という未知が恐怖を呼びます。登場人物が比較的冷静なので、静かなシーンから絶叫に繋がるところのメリハリもすごくよかったです。

逆によくなかったところ

・すげえ酔う
一人称視点なので、ほんっとうに酔います。映画のキモであるがゆえに外せない要素なのですが、手ブレ等そのまま+アパートが階段で繋がっているので上下移動が激しく、弱いひとはマジで酔います。私も軟弱三半規管なので昼から見始めたにもかかわらず終わったの夜でした。酔い止め飲んで見ればよかった…

・オチが「え?」
それまで謎の感染症とだけ言われてきたゾンビ化現象が、終盤アパートの最上階に行ったところで「儀式」「謎の少女」と急に宗教色出てきました。おまけに少女(?)生きてるし…?いやまあゾンビの時点で科学もへったくれもないんですけれど、急に設定出てきた感は否めないかなぁ…

総括

とにかく怖く、面白かったです。なんだかよくわからないうちに刻々と変化していく事態を一人称視点で追い続けるというのは、まさしく「怖いもの見たさ」を体現しているなと感じます。オチがいまいちみたく書きましたが、終始謎に包まれているほうが全体の雰囲気としては正しいとも思ってます。私は、そこまでやったらハッキリさせてー!となりましたが…
ともあれ本当に面白い映画だしグロもそこまでではないので、ホラー映画見たいけどどれ見るか迷ってる人にもオススメしたい作品でした。

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