【映画レビュー】SAW

見たところ:アマゾンプライムビデオ

あらすじ
目がさめるとそこは古いバスルーム。部屋の中央には自殺死体。対角線上には鎖で足を繋がれた二人の男。「私はゲームがしたい」テープに録音された殺人鬼ジグソウのメッセージを手掛かりに、二人は密室から脱出する手立てを探す。

めちゃくちゃ!面白かったです!!!
最初から最後まで目が離せないストーリー、息を呑む演出、ラスト10分の大どんでん返しと、一切飽きさせない展開でめちゃくちゃ面白かったです。

よかったところ

・場所がバスルームから基本動かないので閉塞感がすごい
主役二人が鎖で繋がれているので、基本的に大きな動きがありません。だからこそ閉塞感、緊迫感が増し、観客にも二人の緊張感がリアルに伝わります。また後半になるにつれ動きが増え、情報量が増え、考える場面が増え……というメリハリも素晴らしかったです。

・ジグソウの課す「ゲーム」のカラクリがすごい
ジグソウは命を軽んじる者に対して「ゲーム」を仕掛けます。大体は、自分の体を傷つけて脱出の手立てを探すというようなものですが、この仕掛けが人の心理を巧みについたもので、そうくるかー!と舌を巻く場面多数。観客すら騙された気分です。いや最初から正解を提示しているので騙してはないんですけど、見落としを誘発するというのでしょうか。

逆によくなかったところ

・たまーに「ゲーム」の内容に疑問
作中でジグソウの「ゲーム」を課された「被験者」が何人か出てきますが、時々「それ、そうはならなくない……?」と思う場面がチラホラ。あとアマンダさんだけ相手を殺す内容なのはジグソウ的にいいのかな?

・とにかくグロいシーンが多い
グロいというかエグいというか、「ゲーム」が自分で自分を傷付けるものが多いので精神的圧迫感がすごいです。それがこの作品の狙いでもあるんですが、グロ耐性があってもキツいです。とはいえ内臓ドーンは直接映さないので血ドバーが大丈夫ならイケると思います。

総括

どこをとっても素晴らしい作品でした。本当にラスト10分の見応えといったら圧巻の一言です。視聴を終えてから全員が手玉に取られたな〜と感嘆の息が出ました。ただやっぱりグロいので、気軽にオススメできないのが歯がゆいですね……この醍醐味が最大のネックとは……。
それが大丈夫なら一度は見て欲しい映画です。本当に面白かった!

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