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期待値で考える

枠ごとに、「補助上限」「採択率」「補助率」といった3つの変数があるのですから、狙う対象経費の額に応じて、その期待値をみてみるのも一つの方法ではないかと思います。

期待値は、
補助金額 x 採択率
で算出します。

仮に、狙う対象経費の額が600万円だったとしましょう。
「通常枠」で考えると、補助率は2/3で採択率は約35%ですから、
期待値 = 600 x 2/3 x 35% = 140 万
になります。

これに対して、「回復・再生応援枠」で考えると、補助率は3/4で採択率は約65%ですから、
期待値 = 600 x 3/4 x 65% = 292 万
となり「通常枠」の倍以上の期待値になります。

双方の申請条件を満たし、狙う対象経費の額が600万円であれば、絶対に「回復・再生応援枠」で申請した方がいいことになります。

これが、狙う対象経費の額が2,000万円だったらどうでしょう。
「通常枠」で考えると、補助率は2/3で採択率は約35%ですから、
期待値 = 2,000 x 2/3 x 35% = 466 万
になります。

これに対して、「回復・再生応援枠」補助上限は500万円ですから、
期待値 = 500 x 3/4 x 65% = 243 万
となり「通常枠」の約半分の期待値になってしまいます。

このケースにおいては、「回復・再生応援枠」で申請するのはありえないでしょう。

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