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「偽ヒーロートーナメント」 あらすじ・1話〜3話リンク 【ジャンププラス原作大賞】

友達である怪人とタッグを組んでヒーローごっこに興じる主人公はヘタレでひ弱な一般人。 争い事やトラブルを好まず、犯罪事件なんてもってのほか、だったのに……ある日、凶悪な立てこもり犯から人質を助けなければいけなくなってしまった! しかし、その犯人もまた何者かが仕組んだヒーローごっこの駒でしかなく……。 人望ある警察官、命の恩人、彼らの名声は嘘か真か! 偽物を本物に!本物は偽物に!正悟は全ての悪徳を打破し、本物のヒーローとなり得るのか! 治安最悪の犯罪都市を舞台に繰り広げられ

    • 「偽ヒーロートーナメント」 3話

      ○病院・廊下(夕) 拳を構えて対峙する怪人。 火戸「怪人が相手か。気色わりい。とっとと———」 拳を構えたまま前に倒れ込む怪人。 正悟(あっ……) 火戸「うし、じゃあ気前よく終わらせますか」 正悟「待て!弱いのはわかっただろ!?殺す必要なんて無いんだ!」 火戸「上司の命令なんだ。悪いな」 正悟「嫌だ……嫌だ……くそっ」 正悟、逃げようとするが怪我がひどくトロい動き。 火戸、もう一度爆弾を取り出して正悟に近づく。 火戸「あんまりボンボン鳴らしたら崩れそうだから

      • 「偽ヒーロートーナメント」 2話

        ○病院・受付(夕) 係員が正悟に面会カードを差し出す。 受け取ろうとする正悟。 係員「(カードを正悟の手からサッと遠ざける)入院費用、今月は大丈夫ですか?」 正悟「だ、大丈夫ですよ……」 正悟、カバンからジャスティス人形を取り出す。 正悟「ほら、新しく出るやつです。おひとつどう———」 係員、手で追い払う仕草。 正悟「あい、すいません……」 正悟、カードを受け取る。 ○同・烈花の病室(夕) 正悟が扉を開ける。 正悟「烈花ー、ちゃんとブロッコリーも食べてるかー

        • 「偽ヒーロートーナメント」 1話

          ○車道(夜) 字幕「1年前」 車が電柱に突っ込んで煙をあげている。 赤崎正悟(22)が車から少し離れたところで、目立たないようアスファルトに張り付き、じっとしている。怯えた表情。 運転席には正悟の父親、助手席には母親が乗ったまま。 後部座席のドアは開いていて、赤崎烈花(10)の上半身がだらんとはみ出ている。 正悟以外は意識が無い。 四足歩行の怪物が助手席の窓を破る。 その体は黒い甲殻で覆われており、車ほどの大きさ。 絶望的な表情の正悟。 正悟のモノローグ(以下M

        「偽ヒーロートーナメント」 あらすじ・1話〜3話リンク 【ジャンププラス原作大賞】