父親の友人が亡くなった

珍しく神妙な顔をした父親がよく一緒に釣りに行く友人が亡くなった旨を僕に伝えてきた。
今日そこそこ色々な出来事があった僕が一通り話し終えた後のことだった。

あまり個人的なことや弱み、愚痴などを人に吐かないタイプだと思っていたけど、辛い気持ちなどをきちんと表に出すことができるストレスとの良い付き合い方ができる人間だと知り、少し嬉しく感じるも「そのうち遺品貰いに行く」というなんとも無礼で意地汚いことを言い出した。

しかしどうやらそれは勘違いだったらしく、釣りに使うルアー(疑似餌)の1つや2つを貰ってきて、また一緒に釣りに行きたいんだそう。
友人が亡くなったら遺品を貰う形見分けという文化もあるらしい。
親から学ぶこともまだまだ多い。

僕からは脱衣所を温めてから風呂に入ったほうが良いというアドバイスくらいしかできませんでしたが、親友を亡くした父親はいつもよりちょっと早めに寝ました。

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