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フェアリーステークスを振り返る

フェアリーステークスについては、各地でクールキャットに乗っていた津村騎手の騎乗に関して言われていますね。向こう正面から捲っていって、結果的に大敗したのは、さすがに早く仕掛けすぎだろ等。

クールキャットが上がっていったのが、前半400m地点あたり。そこからの3Fのレースラップは11秒8-11秒0-11秒9となっています。先頭を走っていたタイニーロマンスと並んでからの1F11秒0は、確かに早い。しかも、その前の1Fはレースラップこそ111秒8ですが、先頭から7,8馬身後ろにいたクールキャット自身のラップは11秒4前後。早仕掛けといわれても仕方ないです(そのように乗れと言われたとの情報もありましたが、どうなんでしょう)。


勝ったのはファインルージュ。クールキャットが捲った後、少し遅らせてジワリと上がり、直線で差しての勝利。このあたりの判断の上手さは、さすがルメール騎手といったところです。

ただ、馬も騎手も関係ないところで問題が。調教師の暴力問題が明らかとなり、訴訟沙汰となってしまいました。

この先が楽しみと思える強い勝ち方だっただけに、残念な出来事です。


2着になったのはホウオウイクセル。外伸びで且つキングマンボ系が活躍していた馬場ということもあり、外から良く伸びてきました。

フェアリーSで丸田騎手、外枠といったらライジングリーズンがいましたね。それを彷彿とさせるような騎乗でした。


早めの捲りによって前の集団が厳しくなったこともあり、道中最後方となったベッラノーヴァが3着。キャリアが浅く、距離延長ではありましたが、展開面、血統面からむしろうまくはまったところもあります。

まだ成長しそうな感じですし、今後が楽しみな一頭です。


【次走の注目馬】

・テンハッピーローズ

前に行こうと思ったら、クールキャットが先に捲ってきて、早い流れに付き合わされた格好に。それでも4着に粘ったのですから、力はあります。


・タイニーロマンス

先頭に立ってペースメイクをしようと思ったところでクールキャットの捲りにあってしまいました。それでも6着は、血統面も考えると将来性ありといえます。


・クールキャット

まあ、こんなレースをした以上は、影響がない限り、次走注目したいところです。良くも悪くも。

現状は大箱向きな感じですので、狙うなら府中開催ですかね。

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